本日は天気の話題はなし!
飽きちゃった。
この数字をみてください。
フランス 130%
アメリカ 119%
ドイツ 91%
イギリス 74%
イタリア 71%
日本 40%
ご存知の方、ピンとくる方いらっしゃいますよね。
食料の自給率です。
日本は '04年、その他は '02年の数値です。
改めて数字を付き付けられると、愕然としてしまいます。
先進国といわれる国でも、突出してます。異常です。
世界中から、もの凄い数量の食料が輸入されているいるということでしょう?全食料の60%を輸入してるってことなんだから。
ゾッとする数字だね。
生活実感として、産地表示が義務付けられたことにより、スーパーなどで外国産の野菜や魚介をみかけることは、当たり前の風景になりました。
実際に安いから買うってこともあります。
椎茸とかニンニクなどは、あまりの安さに、退いてしまうことがあります。
こんなに安いということは、何か意味があると、うがってしまいます。
多様な食生活の変化により、素材の需要がひろがっていったということはわかります。否定するわけじゃありません。
南半球の気候の特性を生かした野菜が、時期をはずした頃に輸入されるのは、理解の範疇です。
よく耳にするのが、中国人は何でも食べるという話ですが、おじさんは、日本人ほど何でも食べる人種はいないと思ってます。
四季がはっきりとある、世界にも稀な自然環境と、周囲が海に囲まれていることで得られる海産物の豊かさなどのおかげで、年間を通して色々な食材を得ることができるんです。
春先の山菜なんか、考えたら凄いですよ。
樹木や野草の新芽でしょう?
野山に行って食べられるものを選んで採取してくる。
見た目美味しそうな新芽でも、現在食べられていないものもありますが、それだってちゃんと理由があります。食べると中毒症状をおこしたり、不味くって、食べられるもんじゃなかったりするものです。
先人が口にして、駄目なものは食べてこなかったということが、よくわかります。
そこにきて、次々と入ってきた洋野菜の数々。
1年間でどのくらいの種類の材料を食べているんでしょうか?
何百種類でしょうね。千はいかないでしょうけどね。
世界のなかには、調味料を加えても年間に10種類も食べない人たちもいるはずです。イヌイットやモンゴルの人たちの食生活って、そんなもんでしょう?
多様な食生活の変化により、素材の需要がひろがっていったということはわかります。否定するわけじゃありません。
流通のスピード、保存の技術、情報の多様化などの進歩により、世界の料理が食べられる町になっちゃったんです。
これほど世界の各地の料理が、1都市で享受出来る町は、東京以外ないんじゃないでしょうか。
食生活の豊かさを、食文化の豊かさと勘違いしないことこそ大切なことじゃないでしょうか。
食という人間の生きていく上で大切な話だからこそ、もっと地に足がついた議論がなされるべきだと思いますし、行動に移すことも必要だなと、自給率40%という数字をみて思った次第です。