goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

不機嫌な少年

2005年08月25日 | つぶやき…

     

ゆっくりと自転車並のスピードでやってまいりました、11号が。
午後には一時雨が止むこともありましたが、夕方からはずっと降り続いています。
時折叩き付けるような降り具合です。
今回は典型的な雨台風でした。
おかげで、goro’sは撃沈です。
トホホですが、仕方ないですね。
NHKの台風中継で何度も流された新宿駅南口前を通って、12時には家に帰ってまいりました。

ニュースの中で、土砂崩れや河川の氾濫を警戒して、公共施設に避難している方たちが映されることが今回もありましたが、おじさん、避難経験者です。

う~~んと昔の話。
小学生にもなってなかった頃だから・・・ ヒェ~~! 50年前・・・
感慨深いもんがあるな。

当時住んでいた家の横の山を削り、次の集落へと続く新しい道路が建設されました。
削りっぱなしの斜面から、時折石ころが転がり落ちてくることがありました。
今なら落石防止の工事は当たり前でしょうが、あの時代は余程の危険がない限りそのままにしてました。(ずっと後年です、工事が施されたのは)

そのせいで、台風が近づいてくると、うちと、したかっかんちと、もう一軒の3家族は村の公民館に避難していました。
歩いて2~3分と、目と鼻の先ですけどね。
だだっ広い公民館の木の床に、父が担いできた敷布団を引いて寝ることになります。

この状況って、わくわくするでしょう?
非日常ですものね。
他所のうちにお泊りするだけでも大興奮する時期に、公民館で寝るんだよ。
昂ぶる少年のこころは、いかばかりであったことでしょう。

それがね・・・ ・・・ ・・・
悲しいかな、あの夜の興奮した思いのことは、何にも憶えていないんですよ。

でも聞いてください、憶えていることもあるんだから。

翌朝目が覚めたら、そこは自宅でした。
今ならよくわかるんですよ、何事が起きていたのかってことはね。

台風が収まってきた状況を見極めて、眠りこけていたおじさんを、母か姉が背負って家に帰ってきて、いつものように寝たということでしょう。

寝に付いた場所はガランとした公民館なのに、目覚めはいつもの自宅。
この大きなギャップを少年に埋めろと言うのも、酷な話です。

賛同得てるかな・・・ まぁ、いいか。

この状況が不機嫌極まりなかったんです、少年おじさんは。
公民館で目が覚めたかった~~~!
そんなチャンス滅多に無いし、誰にでも経験できることじゃ無いじゃんかよ~~
友人たちに自慢できる、最高のチャンスだったのにさ~~
2~3回は経験してるはずなのに、まったく憶えていないなんてさ。
あ~もったいない!折角のチャンスをフイにしちゃったよ!


不自由な避難生活を送っていらしゃるかたには、不謹慎な話だったかもしれません。
失礼しました。

それにしても、台風情報、随分正確になりましたね。


誰でも見たことのある花

2005年08月25日 | 05 花たち


   

この花はよく見かけるでしょう?東京でも道端に咲いてますからね。
「ハナカタバミ・花片喰」です。
もともとは帰化植物なんですが、数種類のカタバミのお仲間たち、全国にあります。
茎を齧ったことありますか?
爽やかな酸味があります。
事実ヨーロッパでは、このお仲間を、野菜サラダに加えて食べるようです。
園芸種も増えています。

    

この葉の色が赤っぽいものは、ほんとによくみかけます。
「オキザリス・トライアングラリス」です。普通に「オキザリス」でいいと思います。
花が咲いていなくても、個性的な色と形の葉っぱは、充分つとめを果たしてくれます。

   

緑葉の「オキザリス」もあります。
それはそれで、なかなかいいもんですよ。


わが町には水生植物が育つ環境がありません。
池も川もありません。
その手のものは、少し郊外に行かなければお目にかかれません。
でもありました。

   

「ガマ」です。蒲の穂です。
西新宿の小さな公園の、小さな池の脇に生えていました。
けなげな奴よのう・・・

休耕田にすると、あっという間に蒲原になっちゃいます。