2月15日(月)
本日の全員協議会で、来年度県予算案の概要が
知事と関係部局長から説明される。
1月6日付の「2016年度三重県の予算編成への日本
共産党と県議会議員の要望書」の文書回答が本日
届く。21項目のなかで、上位5項目の回答(概要)は
次のとおり。
(1)「福祉3公費」の範囲拡大と「窓口無料」の実施
回答:福祉医療費助成制度は、県の単独事業として
実施し、全体で約50億円の財政負担を行っており、県の
一般財源に占める割合は全国でも第5位に位置している。
本県の実情にかんがみ、制度の持続を維持しながら、
給付と負担のバランスを勘案しつつ慎重に検討する必要
があると考えています。
(2)老人介護施設の充足・介護体制の充実
回答:この3カ年(第6期計画:平成27年度~平成29
年度)で特別養護老人ホームは広域型の特養950床、
地域密着型の特養252床、合わせて1202床の整備が
計画されており、第6期計画終了までに10647床が整備
されることになっています。
(3)労働者の正規化と劣悪な働き方改善のための
相談窓口の設置
回答:契約社員やパートなどの非正規雇用による求人
が多いのが実情。県では三重労働局と連携し、アスト津
に「おしごと広場みえ」を設置し、若者の正規雇用にむけ
キャリアコンサルティングから職業紹介までワンストップ
での就労支援を行っています。
三重県勤労者福祉会館に窓口を設置しています。
(4)耐震化とセットでない「住宅・商店リフォーム助成
制度」の新設
回答:本県においては、まちの安全性の確保に資す
るという公助の観点から、財源や県の役割等も勘案し
ながら、既存住宅の耐震化促進に取り組んでいるとこ
ろです。
このため、耐震補強工事とリフォーム工事を同時に
行うと工事費用が軽減でき、耐震化が促進されると
いう観点から、市町への補助制度を設けています。
(6)「全国学力・学習状況調査」への不参加と「スタディ
ーチェック」の中止
回答:県としましては、全国学調、「みえスタディーチ
ェック」およびワークシートの3点セット等を効果的
に活用することにより、児童生徒一人ひとりの達成感
に結びつけ、学習意欲の向上につなげたいと考え
ており、今後も学校・家庭・地域が一体となって、子ども
たちの学びあいと育ちのための取り組みを促進して
まいります。