1月25日(木)
自民党の金権腐敗体質は今にはじまった事ではない。
政治資金の問題でも、この体質が残っている事を示し
ていると思う。
昨日の伊勢新聞大観小観の記事はおもしろかった。
この筆者が「伊勢新聞社に入社してまもない頃、東
京で世話になった同業の先輩から家族で伊勢志摩旅行を
したいので宿の手配を頼むと言われてはたと困った。勘
定はこちら持ちのようだからで、そんな余裕はない。廃
止が迫っていた県の保養施設を県職員並みの料金にして
もらうよう頼みこんで案内したら大いに不評で、地元国
会議員に連絡をしたと思ったら翌日高級ホテルに移って
いた」という記事。「実力のほどを垣間見た思いで目を
ぱちくりした。」と筆者。後の記事にもジャーナリスト
が政治家と金でずぶずぶの関係になるといっている。
昨年末、田中優子さんと前川喜平さん、弁護士らが
呼びかけてテレビは報道機関として役割を果たすべき
だと市民ネットワークを立ち上げた。忖度や金を排した
しんぶん赤旗のような、公平・公正なメディアが必要だ。
それと、政治家自らがえりを正していかなければなら
ないと思う。
私が市議時代、40年も前の話。政治家が接待や贈り物
などで金銭感覚がマヒをするなあと思ったことがよくあ
った。一番困るのは自分のお金と税金とがわからなくな
るなあと思った事である。
新米市議の私に海外視察に行った公務員から、みやげ
が届いた。各種審議会委員などが宛て職でまわってくる
と、報償費などの名目で物が届いた。議員には日当があ
るうえに、昼食が出た。などなど。議長や副議長になる
と贈り物がいっぱい届いたと聞いた。
私はその都度、お返しに行ったり、日当付きの議員視
察の時は、弁当ははじめからお断りをした。他会派の議
員からは嫌われたが、そうしてひとつずつ改善をしたつ
もり。津市議会では、今はそんな事はなくなっているの
ではないかと思うが、誰もが金銭感覚がマヒするような
政治は願い下げだ。