おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

どうみても「働き方改悪」 これでニッポンの勤務医は大丈夫か?

2024年06月01日 | Weblog

まもなく午前5時半になるところ。

気温はかろうじて二桁のプラス10度。

お天気はきょうもどんより。

日中の最高気温もプラス17度だとさ。

なんて肌寒い6月でしょう…

ところで、

きのうの羽鳥モーニングショーは産婦人科の勤務医の働き方について詳しく解説していた。

あまりに過酷な職場であ然とした。

産婦人科医のことだから、おぢが診てもらうことなどありません。

だけど、もしハニーさんが婦人科で診察するにしても、こんな疲労困憊した医師の診療で大丈夫か? と思ったね。

冒頭のテレビ画面は30代の産婦人科医の宿直勤務の実態だ。

午前7時から午後5時までフツーに勤務して、そこから宿直なのだ。

そして宿直明けに、またまた午前9時から午後5時まで再び勤務というから驚いた。

おぢ的には「こんな疲れた医者に診察してほしくない」「これで体を壊さない医者は変」と思ったね。

そして、その宿直だ。

図のように急患に対応したり、回診したら「勤務」となる。

だけど、カルテの作成や論文作成、仮眠は「休憩」だそうな。

「カルテの作成や論文作成、仮眠は休憩」って、そもそも変。

病院の仮眠室にいて、それって休憩か?

家でパジャマ着て熟睡するのと、わけが違う。

「宿直を休憩」にするには背景があると、番組では説明しておりました。

なんでも「業務が軽微であることや夜間に十分睡眠がとれることを条件に、医師の宿日直業務を休憩時間として扱う制度」があって、「医療機関は労働基準監督署に申請し許可を受ける」とこれが可能だというのだ。

宿直で「業務が軽微であることや夜間に十分睡眠がとれる」って田舎ののんびりした病院ならあるか知らんけど、都会の病院ではありえんでしょう。

この勤務医は「4月から宿直の待機時間が休憩扱いになった。宿直が休憩とされるなら働き方改革なんてしなくてよかった」と述べたそうだ。

労働基準監督署は何を監督するんだろ???

明治時代、紡績工場の女子労働者の悲惨な働き方を描いた「女工哀史」という有名なルポがあった。

この産婦人科医、まさに現代の女工哀史。

明治時代みたいな過酷な職場で、まともな医療などできるはずがない。

こんな意識もうろう状態の医者がごろごろいる病院で、ミスが起きないわけがない。

こうした大病院では、「宿直勤務明けの医者が手術する」なんてこと、あるんだろか?

これでは怖くて病院で手術なんてできません、って話だ。

過酷な勤務では、医者のなり手もいなくなる。

まさに「働き方改悪」、医者は心身ともにボロボロで患者は手術ミスで死亡する。

おぢの昔の職場は、宿直勤務は夕方から朝までで、これで2日間の勤務だった。

それでも、夜勤明けの残業では、頭がぼーっとしてあれこれミスして叱られた記憶が、たっぷりあった。

現代のお医者さんの働き方では、過労死も不自然ではないでしょう。

あまりの酷さに呆れ果てた現代の「女工哀史」なのでした。

どうなってんだニッポン国は???

「はぁ~」とため息が出ます…

 


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