おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「憲法改正」で、国民が豊かになるとか、幸せになるとか、何かいいことあるのか???

2017年10月11日 | Weblog

午前6時の気温はプラス5度。

いまは曇り空ですが、午後からは時折雨の予報です。

今朝のおぢ、喉が痛い。

どうやら風邪をひいたらしいです。

きのう朝、温かくして家を出たつもりでしたが、少々寒かった。

寒いのに午後から薪割りしたのも良くなかったか…

健康管理、自己管理をしっかりしないとヤバい季節でござる。

さて、

きのうのローカルテレビ番組にTBSの国会王子こと「武田一顯記者」が出演し、こう話しておりました。

「今回の選挙は、『あのときが日本の転換点だったね』と語られる可能性がある」大事な選挙だと申しておりました。

おぢも同感でござる。

安倍総理を中心とした「極右」の皆さんは、今回の総選挙の結果を受けて、憲法改正を目論んでおる。

日本国憲法は「ニッポン国民が決めたものではなく進駐軍が決めたものだ」というのが右翼の皆さんの主張だ。

そうか、外国に押し付けられた憲法か…

で、「だからどうした?」とおぢは思います。

現行憲法で、いまなにか、国民生活に不都合があるのか?

または憲法を改正すると、ニッポン国民が金持ちになったり、豊かになったりするのか?

はたまた、憲法改正すると、国民は幸せになるのか?

国民にとって、素晴らしくいいことがあるなら、憲法改正も悪くない。

「教育無償化」を憲法に入れるとか申してますけど、国会ですぐにでも実行できることだ。

わざわざ憲法改正するもんでもございません。

主婦ウケを狙う意図が透けて見えて、まことに嫌らしい。

安倍総理の憲法改正案では「9条に自衛隊を盛り込む」そうだ。

だけど、きのうも書きましたけど公明党がいう通り、国民の多くが自衛隊を合憲と思っておるいま、なんで憲法に盛り込む必要があるのか甚だ疑問だ。

憲法改正したい人たちは、戦争放棄を謳った「憲法9条」がどうにもこうにも気に入らないというのが本音にある。

そこを目標に、そのとっかかりとして、まずは自衛隊合憲を盛り込みたいらしい。

「戦争放棄」が気に入らないってことは、「戦争します」もしくは「戦争したい」ってことだ。

戦争は大消耗戦ですから、アメリカやニッポンの軍需産業はたいした儲かる。

で、消耗するのは武器だけかね?

人間も消耗、つまりは自衛隊員に犠牲が出るのが戦争でござる。

おぢたちの孫世代が、その戦争で犠牲になる可能性が出てくる。

北朝鮮と戦争になって、ニッポンに細菌兵器が搭載されたロケットが飛んできて、国民の生命財産はどうなるね?

そんな憲法改正のどこがいい?

また、9条改正よりヤバイとされる「緊急事態条項」を憲法改正で新設したい意向も、安倍総理の心の内にある。

「緊急事態条項」とは、政府の判断で、憲法を停止したり、総理大臣に大幅な権限を与えたりすること。

なんとかこれを憲法に盛り込みたい皆さんは「地震などの災害時に必要だ」などと申します。

大ウソこいてもらっては困ります。

こんなもんが憲法に盛り込まれたら、一時的であっても権力者にフリーハンドを与えてしまう。

一時的であっても、憲法で定める三権分立を停止して、人権を制限するからヤバイのです。

とんでもない憲法改正案ですわ。

くどいようですが、憲法を改正すると、ニッポン国民が金持ちになったりするのか?

はたまた、憲法改正すると国民は幸せになるのか?

アメリカの戦争に巻き込まれたり、自衛隊員の生命が危険にさらされたり、ニッポン本土が戦場と化す危険は容易に想像される。

だけど憲法改正で、国民はカネ持ちになるわけでもなく、幸せになるわけでもない。

そして今回の選挙は、そんな憲法改正へ道を開くのかどうかが問われる選挙なのだ。

そこをしっかり心得て、皆さんは投票所へ向かいましょう。

選挙の結果次第では、戦後70年、平和で豊かに過ごしてきたニッポン国が、大きく大転嫁しかねないのだと思う。

とにもかくにも、安倍晋三を総理の座から引きずり下ろさねばならない大事な選挙でござる。