日本語文法論議23919
句についていくつかを述べて、深く知るとはそれなりにどれもよく知っていることばかり、それがかえって文法単位に句の規定をとらえがたくしたようである。文句ばかりを言うと、この語の用い方に、文と句と、それをモンクと言ってしまえば、わかったようなことになる。句には区切るという、句を切るということになると、そこに日本語の議論が難しくなったようだ。
歌句、俳句
述体句
断句
入れ子型、句の成立
フレーズ
慣用句
このそれぞれに文法に及ぶことになり、日本語にとっての句の重要性を再認識する。
句については中国文章論と日本文章論の対照となる。
中国文章論
佐藤 一郎【著】
研文出版
目次
第1章 総論(文章;古文)
第2章 唐宋文(唐宋八家文論;『唐宋八大家文読本』の成立)
第3章 明(詩)文とその展開(明清における王陽明詩文の評価;帰有光の系譜;同郷人帰有光と王世貞)
第4章 清(詩)文 その展開と再生(清の詩文;方苞の散文;載名世・方苞の交遊より見たる桐城派古文の成立;曽国藩について;曽国藩と俗文学;梁啓超における桐城派;梁啓超における「文学」;袁枚における詩文の位置)
第5章 現代の文章(啓蒙家・宣伝家としての梁啓超とその文学;魯迅雑文中のロマン・ロラン;郭沫若論序説)
末松謙澄の《日本文章論》
日本文章論 末松謙澄 | 1887/1/1
日本文章論
2018-02-02 | 日本語文章論
日本文章論、中国文章論
2017-03-01 | 日本語文法文章論
屈折論--詞(松下)・文節(橋本)・句(時枝)をめぐって--
Inflection Theory
著者 森岡健二;
MORIOKA Kenji;
巻号 『国語学』第72集
刊行日 1968-03-30