新幹線に乗って通勤というのは必要にあってのことだろう。わたしの始まりは1978年と記憶する。週1のこと、5年続いた。豊橋から新大阪までの距離に便利な乗り物とそのころを思い出す。それから17年を経てからまた、豊橋ー名古屋の通勤に同じく週1のこと、かれこれ2023年の今日まで思えば23年もの間のこととなる。通算して28年間の契約が年ごとにあったわけである。1983年までには新幹線の騒音訴訟が起こされたときで名古屋駅近くで徐行運転なる、それに乗り合わせていたことがっあった。ゆっくり走る車窓の街並みは印象強かった。新幹線は便利でそのような長距離を時間講師で出かける例もなかった時代だから大変なことをしていたのである。遠距離通勤の距離制限を変えてしまったのであるから。東京大阪間の新幹線通勤を可能にしてしまったという時代の転換期である。
その後に新幹線とは旅行の足であったから、つまりは通勤委はなかった。いろいろな出来事ともにはかけ離れて、しかし、2000年になって必要が生じた。いずれも外部講師のことだから本務と兼ね合わせたいまで言うならば副業のようなものである。届けをしてゆるしのもと、ある方に35年ですよと言われて、それほどにはない、33年ぐらいかなと振り返る中に新幹線通勤が23年含まれる。そのみちのりもそろそろに終止符が打たれるか。あと5年とか言われてそれを許すものは天命かとおおげさに思うが、わたしにも長い年月を実感することである。どんな出来事がその時々にあったのかと、いやなにもなかった、そういうほどに便利にしていたことになる。