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儒仏の平衡

2017-12-05 | 日本・日本人
日本思想には儒教思想がある。日本の本来思想は道祖神に現れるような、素朴な思いにある。その起源は古いが、盛んになるのは中世ごろか、近世になってである。しかし、儒教の渡来前に道教の考え方をもつような自然神に対する考え方を持っていたと推測されて、中国伝来の思想がそのままにうけいれられた。祖先信仰にもなる民族の精神はすぐにも仏教を入れて外来思想が日本思想となる。儒教思想は政治に現わされ、そこに鎮護国家を目指す宗教は祖先崇拝と結びついて仏教として迎えられて、ながく、神と仏の考えを習合させる。日常の人々の生活には律令によれば、規則にも表れて、五常の基盤ができる。五倫は思想と考えてよい。5つの徳目、仁、義、礼、智、信を指す。三綱の君臣、父子、夫婦間の道徳とあわせて、三綱五常となる。一方で外来思想の仏教には言葉による論理議論するものがあって、経論釈の内容は、日本思想に典型となる禅の思惟、他力による本願、そうして、日本の発明になる倫理と救済思想があらわれて、儒仏の平衡が現れる。


>言志後録  241 六十六歳感想(二)
年齢が五十頃になると、久しく年月を経て、色々と錬り磨かれて辛苦を嘗めてきた。聖人においては天命を自覚し、普通一般の人も政治に関心を持つ時期である。この年頃は世間の事によく馴れてきて、驕りあなどる心が生じやすく、遂に晩年に節を失うのもこの時期であるから身を慎まなければならない。      416ページ



ウイキペディアより
>道祖神の起源は不明であるが、『平安遺文』に収録される8世紀半ばの文書には地名・姓としての「道祖」が見られ、『続日本紀』天平勝宝8年(756年)条には人名としての「道祖王」が見られる。
神名としての初見史料は10世紀半ばに編纂された『和名類聚抄』で、11世紀に編纂された『本朝法華験記』には「紀伊国美奈倍道祖神」(訓は不詳)の説話が記されていおり、『今昔物語集』にも同じ内容の説話が記され、「サイノカミ」と読ませている。平安時代の『和名抄』にも「道祖」という言葉が出てきており、そこでは「さへのかみ(塞の神)」という音があてられ、外部からの侵入者を防ぐ神であると考えられている[1]。13世紀の『宇治拾遺物語』に至り「道祖神」を「だうそじん」と訓じている。

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