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文節の論3

2020-11-29 | 日本語文法

文節は語である。語に形態の分析をすると、自立語また自立語と付属語で構成する文節は、語基と接辞の構成である。語の構成を接頭辞、接尾辞など接辞を認めると、日本語の語構成にある接頭語、接尾語を接辞としてみれば、その接辞には、文法機能を持つ国語での分類である付属語の助詞、助動詞を接辞のレベルとして語構成に分析することができる。助詞は特に名詞の変化を言うことができるようになる。主格、目的格などに相当する格変化である。すると文節はイコール語、語の形態なのである。これは伝統的な分類で、橋本学説にも詞と辞と2大分類がある。文節はいわばこの詞辞で構成するという、語構成には詞になる語基と接辞による、結合したものになるので、語なのである。文節を形式主義とする見方はその本質を見ていない。また文節に分ける単位を語の意味に相当する自立した形式で見なければ、その意味の単位であるということを看過して、自立形式と結合形式にとらわれて語の単位であるというシンプルな見方ができない。あくまで文における単位としてあるわけであるから、文節そのもの機能を純化することができる。ここで純化と言うのは、文節は語であるということである。そして、その後に文節による単位を見るのは、実は品詞の文類で詞に分けることになる。松下学説がとらえる詞である。ちなみに連文節相当に、松下学説では連詞をとらえている。さらにここで文節が品詞の詞にあたるということは語、これは接辞を含めて語構成を見ている、それが詞ともなるので、文節は詞であるという分析をとらえなければならない。




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1 コメント

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用語の定義について (Maria)
2020-11-30 16:38:13
 Maria です。
> 文節は語である。
 同意します。

> 「語」に形態の分析をすると、「自立語」また「自立語と附属語で構成する文節」は「『語基』と『接辞』」との構成である」。
 少なくとも、いわゆる「連文節」のなかでも、述語たる「動詞と動詞の連接」に限っていえば、これは正しいと考えます。「例外があるかもしれない」という危惧はあるのですが、うちらは「打ち返す」のが商売ですから。
> 語の構成を「接頭辞」「接尾辞」など接辞を認めると、日本語の語構成にある「接頭語」「接尾語」を接辞としてみれば、その接辞には、文法機能を持つ国語での分類である付属語の「助詞」「助動詞」を接辞のレベルとして語構成に分析することができる。助詞は特に名詞の変化を言うことができるようになる。主格、目的格などに相当する格変化である。すると、「文節」はイコール「語」、「語の形態」なのである。
 「ことばの単位」というものを考え、「その変化」と考えた場合、これは正しく「基本的な単位」だと考えられます。もちろん、「単位」というものが絶対的なものではなくて、松下文法まで掘り下げてしまうと反論はあるかもしれませんが、少なくとも「文節=語」という概念は有効だと判断します。
> これは伝統的な分類で、橋本学説にも「詞」と「辞」との二大分類がある。「文節」は、いわばこの「詞」「辞」で構成するという、語構成には「詞になる語基と接辞による、結合したものになる」ので、” 語” なのである。
 同意します。
> 文節を” 形式主義” とする見方はその本質を見ていない。また、文節に分ける単位を「語」の意味に相当する自立した形式で見なければ、その意味の単位であるということを看過(みのが)して、「自立形式」と「結合形式」にとらわれて、文節が ” 語の単位” であるというシンプルな見方ができない。あくまで文における単位としてあるわけであるから、文節そのもの機能を純化することができる。ここで ”純化” と言うのは、「文節は語である」ということである。そして、その後に文節による単位を見るのは、実は品詞の文類で「詞」に分けることになる。
 ですよねー。
> 松下学説がとらえる「詞」である。
 このあたりは、過去ログにある「原辞」「形態素」との関連を示唆しておいたほうがいいように思います。「文節」の下に「詞」や「辞」がある、という話はあると思います。「持ち帰る」は一文節ですが、「持ち」「帰る」はそれぞれ「詞」であるように思います。それを踏まえたうえで、
> ちなみに連文節相当に、松下学説では連詞をとらえている。さらにここで文節が品詞の詞にあたるということは語、これは接辞を含めて語構成を見ている、それが詞ともなるので、「文節は詞である」という分析をとらえなければならない。

 学術用語は、「表記と外延の対応が一意であること」を目指しているので、「文節」「語」「詞」「辞」に関しては、なにかしら定義というか合意があるのがよろしいのではないかと思います。

 申し訳ありません。うちらは日本語処理屋なのでヤボなんですよ。
ご無礼をお詫びいたします。
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