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日本語文法文章論 ジャワ更紗

2014-10-28 | 日本語文法文章論
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、ジャワ更紗に和の彩り とある。副題に、デザインした布地を本場で生産、日本で服やバッグに とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141028付けである。執筆者は、 深川芳子氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。

冒頭の文は、次である。

> インドネシアの伝統的な織物「バティック」。繊細な模様や絵柄、そして独特の染色技法による鮮やかな色づかい。

末尾の文は、次である。

>今年3月、バティックの収集や調査の成果を「BATIK 絵画のような布を着る」(木星舎)にまとめた。手作りのバティックがいかに素晴らしいか、多くの人に知っていただきたい。

書き出しの文段は、次のようである。

> インドネシアの伝統的な織物「バティック」。繊細な模様や絵柄、そして独特の染色技法による鮮やかな色づかい。まさに「絵画のような美しさ」という表現がぴったりだ。日本では「ジャワ更紗(さらさ)」ともいわれ、土産物として人気だが、いまはインドネシアでもプリント柄のものがほとんど。全工程が手作りの本格的なバティックは、1枚ごとに絵柄が違う非常に貴重な布だ。

末尾の文段は、次のようである。

> 今年3月、バティックの収集や調査の成果を「BATIK 絵画のような布を着る」(木星舎)にまとめた。手作りのバティックがいかに素晴らしいか、多くの人に知っていただきたい。

段落は、見出しのもと、次のようである。

> 美しさに一目ぼれ
 バティックと出合ったのは1980年代半ばごろ。友人からもらって初めて知り、その美しさに一目ぼれした。もともと和服のデザインが主な仕事だったが、ぜひとも美しいバティックをインドネシアでこの目で見てみたいと思った。

> 本格工房探し出す
 それから半年後、アンドレさんから電話があった。手作りのバティック工房が見つかったという。向かったのはジャワ島の中部にあるプカロガン。初めて現地で見た本格バティックは、感動的な素晴らしさだった。

> 福岡で個展開催へ
 バティックの布や私がデザインした服は2~3年に1回、美術館などに展示する。12年には福岡アジア美術館で企画展を開き、来年6月にも福岡で個展を予定している。そのほか、全国の百貨店などでも展示会を随時開いている。




春秋
2014/10/28付
日本経済新聞 

 野球といえば東京六大学という時代が、かつてあった。たとえば1937年に出た吉野源三郎の少年向け読み物「君たちはどう生きるか」には、主人公コペル君らが早慶戦のラジオ中継をまねて絶叫する様子が生き生きと描かれている。その興奮ぶりは並大抵ではない。

 ところがこのロングセラー、戦後の新版では早慶戦の場面がプロ野球の巨人―南海戦の実況にまるごと差し替わってしまった。世間の目がすっかり離れたのだ。むかし神宮球場で声援を送った各校OBもさして興味を示さず、もう長いあいだ、プロ野球と高校野球のエアポケットみたいなところに六大学は落ち込んでいる。

 盛り上がらぬ理由のひとつは「東大問題」かもしれない。毎シーズンのように最下位に甘んじ、特にここ4年間は白星もなく86連敗で今季を終えた。このままだと来年秋には100連敗に到達する。他校とはまるで選手の事情が異なるからなのだが、それにしてもちょっと負けすぎである。リーグ戦の意義が薄れもしよう。

 奮起を迫られる東大ナインにとって、15年ぶりの優勝を狙う立教の活躍は大きな刺激に違いない。これで東大が頑張れば六大学野球ももう少し話題になるはずだ。大スタジアムは早朝より数万の観衆に埋められて立錐(りっすい)の余地もありません――「君たちはどう生きるか」の、野球が若かったころの光景は取り戻せぬにしても。


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