陰暦の異名で、みなづき になった。この語の音韻で、な は、の という音の変化だろう。神無月にも、かんなづき というのが、神の月という音韻であるかと、素朴に思うと。
水無月、みずなしつきとは、いかに。
陰暦の異名だから陽暦に合わせて考えると、気候がずれる。
水泉が滴り尽きるという語源は大変な状況でもある。暑さで水が涸れるのか、田植えで水を使いまわすからか、陰暦5月に考えてみると、植えた早苗がみな根づいた意で、みなし終えた月のような解説もあるので、この文字遣いにある、漢字の 無し にことばが引っ張られているような、そんな気がする。
水の月でよいのだろう、その水とは、灌漑のため、稲作に大事な用水のことか。