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日本語文法文章論 フィルムの劣化・散逸防げ

2014-09-13 | 日本語文法文章論
現代日本語文法文章論 題材は記事である。タイトルが、フィルムの劣化・散逸防げ 写真家団体動く とあり、副題に、作品継承へ体制作り とある。日本経済新聞の文化面、20140913付けである。執筆者は、文化部 干場達矢氏である。

書き出し冒頭の文は、次のようである。

>貴重な歴史資料であり、芸術作品でもある写真。誕生から170年余りがたち、作品の保護が問題となっている。

その文段は、次のようである。

>貴重な歴史資料であり、芸術作品でもある写真。誕生から170年余りがたち、作品の保護が問題となっている。フィルムの劣化や散逸など、山積する課題は待ったなしの状況だ。写真家団体や美術館は、作品を未来に確実に引き継ぐべく、体制作りを急いでいる。

末尾の文は、次のようである。

>「写真の化学的特性をよく理解しないで作られた写真も。そうした作品も含め、数百年後も鑑賞できる形で保存できるかが問われている」と山口氏は指摘する。

その文段は、次のようである。

>近年は写真家ではないアーティストが写真作品を発表することも珍しくない。「写真の化学的特性をよく理解しないで作られた写真も。そうした作品も含め、数百年後も鑑賞できる形で保存できるかが問われている」と山口氏は指摘する。

記事中見出しは、次のようである。

>湿気吸い分解
 フィルムは湿気を吸って分解が進む。30年ほどで劣化が始まり、一度始まると止められない。高温多湿の日本では特に深刻な問題だ。

>美術館も模索
 東京都写真美術館(東京・目黒)も作品保存のあり方を模索している。同館が腐心するのは、約3万点の収蔵作品を保管するスペースの問題だ。



日本経済新聞社
春秋
2014/9/13付

 猫の命日である。名前はないが日本一有名な「吾輩(わがはい)」のモデルだった。神経衰弱の気晴らしにと書いた文章が大評判になり、小説家・夏目漱石が誕生する。恩義を感じてか、書斎裏の桜の樹の下に埋めた。小さな墓標の裏に「この下に稲妻起こる宵あらん」と句を記した。

 英国留学中も、ひどい心の病に悩んだ。ロンドンで自転車に乗る練習をし、息抜きの旅にも出かけた。山に囲まれた静かな町、秋の日に染まる大地と林に、ほっとした。一切を忘れた。よほど、愉快だったのだろう。のちに、「ピトロクリの谷は秋の真下にある」と書き出す小品「昔」で、その明るい風景を回想している。

 町のあるスコットランドは1707年、イングランドと合併し英国の一部となった。欧州で最も遅れた極貧の地で、生き残りの最後の手段だった。「経済学の祖」スミスはこの地域出身で、合併を徹底して支持した。時代遅れの貴族の圧政を打ち砕いたとみたからだという(ジェイムズ・バカン「真説アダム・スミス」)。

 18日、地域が再独立を問い、投票を行う。北海油田があれば自立できるとの思惑もあるらしい。独立派が勝つ可能性があり、首相が説得に奔走している。結果次第では英経済への打撃、通貨急落や金融市場の混乱を招く恐れもある。漱石はポンド高、物価高に苦しんだ。世界を波乱に巻き込む稲妻のような急変は防ぎたい。

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