読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

算数と言う語

2010-07-31 09:17:31 | 宗教
以前から不思議に思っている事がある。阿弥陀経を読んでいると、その中に「算数」と言う言葉が出て来る。読み方は「さんすう」ではなく「さんじゅ」だが、そのお経の中での意味は「数える」と言う事だ。このお経は紀元前後にサンスクリット語から中国語に訳されたものであるようだから中国語と言う事になる。
この算数という中国語を二、三の翻訳サイトで日本語にして訳して見ると意味は「確認する」とか「有効と認める」などと訳される。江戸時代の算数は算術で明治以降に算数と言われるようになったのだろうと思うが、本来の算数の意味とは違って数学の勉強の科目として算数という語が使われるようになったのは何かの経緯が有ったのだろう。阿弥陀経を仏壇の前で読んでいるとそんな事が頭を過ぎっている。


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