我々日本人もまたアフリカで生まれた。日本人の祖先となる集団が、日本列島へ最初にやって来たのは、今から4~3万年前だったと考えられている。彼らは、およそ10万年前にアフリカで誕生した新人(ホモ・サピエンス)の直接の子孫だった。人類はアフリカで誕生してから、新人に進化し、そして世界へ拡散していった。シベリアは、かつて「白い静寂の大陸」あるいは「マンモスの大陸」とも呼ばれた地域だった。アフリカで誕生した人類が、なぜ、この酷寒のシベリアをめざしたのか。人類史の七不思議のひとつであり、今なお確かな理由は解っていない。が、2万年以上前の旧石器時代、技術開発と創意工夫によって寒さに挑戦し、ついには寒さを味方にして、シベリアでマンモスを狩って暮らしていた人々がいた。その彼らが我々の祖先集団の一つであったことが近年の研究で明らかにされたのである。
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