
所謂、浄土三部経は法然が選定したものだそうだがその内「無量寿経」と「阿弥陀経」はサンスクリット本がありインドで成立したものである事が判るが「観無量寿経」は漢訳のものしかないのだそうだ。従ってこの「観無量寿経」は中国、または中央アジアで成立した可能性が高いと言う。
法然は、この三部経を基礎に「選択本願念仏集」を著した。尤も、法然は筆不精で著作と言えるものはこの「選択本願念仏集」だけで、それも法然自らが筆をとったのは冒頭の部分だけであとは弟子に口述筆記させたものなのだそうだ。それでもこの選択集は日本の仏教に大きな影響を齎した。
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