読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

親鸞は妻の恵信が自分の子を身ごもったとき喜ばなかったと言う

2011-07-06 09:36:48 | 宗教
釈迦は自分の子に羅睺羅と言う名をつけた。その意味は「障り」だと言う。悟りの修行のためには子も家族も障りになると言う
意味だろうか。親鸞もそんな事を考えたのかもしれない。
その名付けの由来は諸説あるようだ。wikiペディアでは
羅睺羅は障碍や障月などと翻訳され、その意味は日食・月食など食を起こす魔神ラーフ転じて障害をなすもの)など、諸説あるが、彼の名前の由来には4つの説がある。

耶輸陀羅妃が子を産む時、月食がありラーフラと名付けたという説(『衆許摩訶帝経』巻6)。
耶輸陀羅妃の胎内に6年間障蔽されていたことによる説。
釈迦が悉多(シッダルタ)太子の頃に出家学道を志した時、懐妊した事を聞き「我が破らねばならぬ障碍(ラーフラ)ができ  た」 と 言ったことからという説。
古代のインド語では、「ラーフ」はナーガ(竜)の頭、「ケートゥ」は尻尾を意味した。そしてシャカの一族のトーテムは、他ならぬナーガであった。このことから、ラーフラとは、古代インドの言い回しで、竜の頭を意味したと考えられ、「ナーガの頭になる者」が生まれたことを歓喜した釈迦が名づけたという説。(なんとなれば、古来インドでは一族の跡継ぎがなければ、出家することはできないからである。出家を願っていた釈迦にはまたとない吉報であるといえる。また父・浄飯王もこの命名を喜んでいるが、孫に「障碍」という名がついて喜ぶのは不自然である。)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿