読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

日本はハンコの国

2012-02-18 10:27:36 | 読書

司馬遼太郎は日本は記録の国であると書いていた。

永井路子は日本はハンコの国であると書いている。

古代以来、天皇の印、国の印、郡の印、寺の印、個人の印などが

それぞれに有った。

いろいろ有ったが、一時、中途で廃れ、中世には鹿央と言う一種の

サインが公文書に書かれるようになった。が、禅僧が自分の書や画

に印を押すようになって、またハンコが復活した。

室町期、地方の大名のなかで、最も早く印を使い始めたのは

今川氏親だそうである。今川家は京文化にすばやい反応を見せた

大名だったそうだ。

永井路子著「姫の戦国」日本経済新聞社から



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