放射能にさらされて数十年後に心筋梗塞を発症した元原発労働者が、労災補償
を認めるべきだとして国を相手に訴えを起こした。日本ではこれまで原発労働
者のがん以外の疾病が被ばくと関係があると認められたことはないが、弁護士
団は原発労働の実態を明らかにし、現在の労災認定基準がおかしいことを明ら
かにしたいとしている。
原爆症認定の国の指針には放射線起因の疾病として心筋梗塞が挙げられてい
るから、労災補償は認められていいはず。問題は正確に被爆線量が記録されて
いなかったこと。
原発労働では、放射線に関する十分な教育がなく、作業効率を上げるため曇
るマスクやアラームが鳴る線量計を外して作業するとか。
今回の場合も、外部被ばく線量が 8.6ミリシーベルトと記録されている。
「100ミリシーベルトを下回る放射線量による影響にがんではない疾患を含めない」
というのが国際放射線防護委員会の勧告。
原発労働者の犠牲がなければ原発は動かないとか。フランスの原発労働も日本
以上に過酷なようだ。誰かが犠牲にならなければ成り立たない産業が産業として
存在していいわけがない。
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