阿辻哲次著「漢字逍遥」を読んでいたら、漢字の「労」についての文字の成り立ちが説明してあって、それによれば、この漢字は元は「勞」と書かれ、力とウ冠、ウ冠は家を示す、と火が二つから成り立っていて屋根が火で燃える時に人が出す労力の意味から、「大きな力を出して働く」ことを言うと有る。それは違うのではないかと思って調べてみた。白川静著「常用字解」を見てみた。それによれば、「勞」と言う漢字で火二つを上に乗せたウ冠の部分は、「エイ」と読まれる篝火の形で、これは聖火意味し、力と言う文字が表す農具の耒(すき)を祓い清める儀式を示す文字だと有った。こちらの説明の方が納得できると感じた。
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