読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

笑という漢字

2008-04-09 11:18:43 | Weblog

笑と言う文字に含まれる夭の部分は甲骨文字で見ると人が頭部を傾け、身をくねらせて舞い踊る姿を表している形象になっている。若い女性が神がかりして身をくねらせて踊り祈っている形なのである。若い巫(みこ)の動きなので若いの意味があり、若くして死ぬ事を夭折と言うようになった。笑と言う漢字の上の竹冠は甲骨文字を見ると本当は両手を頭の上で振りかざしている様子を写している。つまり、笑という漢字は若い巫女が神の前でエクスタシー状態で両手を頭上で振りながら舞っている事を表した文字なのである。