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日高義樹のワシントン・リポート

2007-10-14 21:25:16 | レポート
「アメリカは対日戦略を変えるのか」と題して日高義樹と米政治評論家ロバート・ノバックが質問し、ジョン・ネグロポンテ米国務副長官(写真)が回答する形でこの会談が進められた。その要旨は

○第1部 日米安保条約は改定しなければならない

・アメリカが核の傘を提供し、日本が軍事基地を提供するというこれまでの形は変わらない。
・日本との安全保障上の関係は、アメリカにとってアジア太平洋に於ける最も重要な関係だ。
・日本とアメリカの関係は強固で、アメリカが中国と同盟を結ぶことは考えられない。


○第2部 アメリカはパートナーとして中国を選ぼうとしているのか

・中国とは話し合いを続け理解を深めていくことが重要だ。
・台湾海峡周辺の軍事力増強については懸念している。
・中国との対話を通じて、中国の対アフリカ対中東政策について話し合うことができるようになった。


○第3部 北朝鮮と正式に外交関係を樹立するのか

・北朝鮮との話し合いは、核を取り上げることで朝鮮半島の和平問題ではない。
・北朝鮮と外交関係を持つことになるだろうが、それが第一の目的ではない。
・北朝鮮が約束を守らないことは定評があるが今後を見てみたい。


○第4部 アメリカとロシアは再び対立するのか

・アメリカとロシアの関係は首脳会談で急に変わるというものではない。
・ロシアは石油の価格の上昇を背景に国際社会で再び力を持ちつつある。
・ロシアは石油を政治的に利用しているが、よくないことだ。


○第5部 アメリカはイランを爆撃するか

・イランが核装備をすれば、中東の他の国も核装備を始める。
・イランを爆撃するかどうか言いたくないが、軍事行動はいつも考えの中に入っている。
・パキスタンの山岳地帯の経済援助に力を入れるよう日本に要請している。


 
  
 

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