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能 「敦盛」 を読む(1)

2009-06-25 13:12:03 | お出かけ
来る7月29日、たからづか能として、お馴染みの梅若猶義、善竹隆平主演の能「敦盛」、狂言「惣八」がある。その勉強会でもありソリオホールで神戸女子大教授大谷節子氏の「平家物語と能」をテーマに講義があった。
内容は美辞麗句調の平家物語は勿論、源平盛衰記からも抜粋して講義し、一の谷の合戦での討ち手熊谷直実と弱冠16歳の平敦盛の一騎打ち、組伏せてみると美男の若者、何故討ちとったのか、何故単騎だったのか、戦場での笛との関係等解き明かした。そして直実はこれを悔い合戦後出家し僧となって敦盛を弔う。能「敦盛」はそんな僧と敦盛の霊の出会いから始まる。

父の日 (やすらぎの郷)

2009-06-21 06:12:51 | お出かけ
 父の日に一日早かったが、家族みんなが揃ったので、夕飯に久し振りに三田屋本店へ行った。広大な庭を日本風にあしらい今菖蒲が真っ盛りである。かがり火を焚いた能楽殿を背景におつなピアノを聴きながら、久し振りに丹波肉のビフテキを頬ばった。うまい。老若を問わずうなずいた。(やすらぎの郷)
器はすべて青磁、広い食堂の各テーブルごとに睦のつぶやきが広がってゆく。若い人が多いが皆こんな静かな雰囲気に染まっていくのだろう。食後に二階に上がって、能面や衣装で飾った部屋でコーヒーを戴く。これも素適な味だった。
因みにこの有馬能楽堂での上演日程は8月19日(水)狂言 鬼瓦、千鳥。9月9日(水)能 葵の上 梅若吉之亟。10月7日(水)能 松風 大槻文蔵(何れも午後7時開演)である。

遠くの子供たちからはベルトやその他の贈物をいただく、一日だけだが父親冥利に尽きた日であった。

サテライトの自由学校

2009-06-17 16:29:33 | お出かけ
 上記があるので西宮まで出かけた。
いずれもキャスター野中美里との対話形式で行われた。
○第1部 「片岡鶴太郎の流れのままに」と題してのお話。
俳優・画家でもある片岡鶴太郎氏は1954年東京生まれ、高校卒後声帯模写の片岡鶴八に入門3年後に独立、テレビのバラエティ番組で人気者となる。ドラマ映画演劇など様々の分野で活躍。各部門でそれぞれ受賞をかさねる。40歳から絵画に目覚め個展の開催や美術館をオープンさせる。
少年時代より落語やお笑い好き遊び好きで、手振り身振りで夢を叶える人気者、その所作腹の主に従うという。画家を目指した理由は聞き漏らしたが画筆をとるのが性にあったのだろう。数々の自作をスクリーンで見たが傑作ぞろいである。作品や焼物の絵に込める心が一途なのであろう。
 著書には「墨戯彩花-片岡鶴太郎画集14」2009年 近代映画社
    「小猫-片岡鶴太郎画集」2008年 ゴマブックス   等がある

○第2部 「若田部昌澄の経済リポート」
若田部氏は早稲田大学政治経済学術院教授、1956年生まれ早大卒業後同大政治経済科、海外の大学博士課程や客員研究員等歴任した。
☆本日のトピックスは
①世界経済は底を打ったか ?
・NYダウ(日足) (表記) 2009年6500ドルが底であった。
・消費者心理と小売売上高  (表記)
・中国の自動車販売台数   (表記)
②日本経済の行方は ?
・GDP成長の推移  (図示) 実質名目とも2007年末期より下降
・輸出入と貿易収支  (図示) 2008年より急下降
・製造業指数、景気ウォッチャー調査と鉱工業生産(09年初底を打つ)
・各国経済対策の対GDP比率 (図示省略)
・米ドル・円相場の推移(週足)
・コアCPIの予測
・失業率は ? (イメージ図)
・最近の金融政策 量的緩和(Quantitative Easing)⇒信用緩和(Credit Easing)へ
・まだ余地ある日銀の対応 (欧州中銀、英中銀、FRB に較べて)
③今後どういう政策があり得るか ?
・赤字国債発行による財政支出拡大と国債買いオペによる貨幣供給 (図示)
・高橋財政・金融政策   (図示)
・長期国債買入額のシミュレーション   (図示)
・財政法 第5条但書  (省略)



日高義樹のワシントンリポート

2009-06-14 08:19:06 | レポート
 しばらくご無沙汰しました。実は二ケ月ほど南太平洋と南米のクルーズに行っていました。その記事はまた別に載せます。


「北朝鮮のミサイルを必ず撃ち落とす・・」と題して日高氏が米第七艦隊司令官ジョン・バード中将の日本の私宅を訪問して会談があった。

○第1部 急速に増強されるアメリカ第七艦隊
・現在、空母「ジョージ・ワシントン」をはじめ21隻の水上艦艇からなる兵力を持っているが、90隻になることもある。
・水上攻撃艦艇は合わせて9隻ですべてイージスシステムを装備している。
・原子力攻撃潜水艦と特殊潜水艦と合わせて5隻が行動している。

○第2部 北朝鮮のミサイルを必ず撃ち落とす
・北朝鮮のミサイル発射に対抗してすべてのイージス艦を出動させた。
・私自身「ブルーリッジ」に乗って指揮を執った。
・必ず、テポドンを撃ち落せるという自信を強めた。

○第3部 アメリカの最先端技術を集めたイージスシステム
  
 ( 以上について概略説明があった )

○第4部 中国海軍の空母は新たな脅威か
・中国には空母を実際に使う能力はない。
・中国には自力で空母を建造する計画はない。
・中国の空母に対抗して戦略を変える必要は全くない。

○第5部 アメリカ第七艦隊司令官は大の親日家
・私は第7艦隊の司令官に任命されて幸運だったと思っている。
・海上自衛隊との関係は極めて良好である。


次回は7月12日(日)に「米第七艦隊旗艦ブルーリッジ作戦パトロールに同乗」を放送する。