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恩師K教官夫人の訃報

2007-03-30 21:21:01 | 備忘録
新潟県在住のN君より電話があり、K未亡人が逝去されたとの報が入った。
K夫人は我々学生時代の恩師K教官の奥さんで我々が入校後間もなく夫君の下へと清水に初めてお出でなられた。戦時下の学校で軍事特別訓練を含んだ学校教育で鍛えられた我々であるが、すべてに軍国魂での学校生活の中、商船魂(ちょっぴり自由)を含んだ教育に生徒ながら憧れたのか、そんな中のK教官に妙に人気が集まった。そのK教官も1年半足らずで応召になり、我々生徒と別れて戦地に向われた。その時直接属していた第37分隊員61名が各自送別の辞をしたためて教官に送った。教官はその後3ヶ月してフィリピンマカッサル島で戦死され、後でお聞きしたのであるがこの我々の送別の辞が文集「勿忘草」となりk夫人の手に残り鎮魂の詩となった。
終戦と共にすべてが離散してみんなそれぞれに生きんが為の苦難の生活に入った。

何十年かたったでしょうか、生活もやや落ち着いて来た頃、昔の第37分隊の1人が音頭とって級友20人が伊豆下田の蓮台寺荘に集まった。紅一点としてかってのK夫人も参加された。昭和52年8月のことであった。生存さえ分からなかった級友の久闊の辞が長々と続いたが、一憩のあとK夫人が袱紗より取り出し紹介されたのがあの「勿忘草」の文集であった。驚愕のざわめきが奔った。出席者全員があの時何を書いたか全く記憶になかった、そんな文集が形見となっているとは勿論しるよしもなかった。
この勿忘草が奇縁で37分隊会が出来、集りがあれば名簿探しで分隊名簿となり、分隊会報も作るようになった。
こんな分隊会の全国各地での集まりは12回を数え、会報は15回となった。その中心はいつもこのK夫人であった。今年の寒中見舞いに85歳となり体力衰え今後年賀状は辞退したいとあったが、こんなに早く他界されるとは想像もしなかった。
ご夫君が戦死される直前に生れた、お父さんを知らぬ形見の娘さんがあったが、この方も成人され3人のお孫さんある立派なご家族をつくっておられる。
K夫人の一生を思うと戦争はいろんな人の運勢をもてあそんだといえよう。

中島潔画伯の世界展

2007-03-28 21:10:08 | お出かけ
 風の画家中島潔の世界展が神戸そごうであるというので出かけた。
2月の19日に神戸元町のアートホールで小さな個展をやったばかりなのに今度はそごう百貨店9F催し会場での展示会である。入場料も500円戴いての個展で、今回は童画の世界にスポットを当て、20歳代から現在までの代表作約130点を年代別に一挙に公開した。彼のサイン会も今日だけ午後から2回あった。勿論それに合わせ見に行ったのだが、「叱られて」「まちぼうけ」「七つの子」「我は海の子」「通りゃんせ」「ほたるこい」などよかった。彼の描く童女は小さくて亡くした彼の母の面影であり、男女の童たちがぼっと眺める里の景色は彼の故郷への郷愁であるという。今日は画とその題名について勉強してきた。中に「春ふたたび」と題して阪神淡路大地震の犠牲者の再起と街の復興をねがった1枚があり、画の中に六甲の名のあるバス停ポストやSOGOの文字や百貨店のマークも景色の中に入れたのがあり、大震災に対する画伯の心が偲ばれた。画伯は神戸は好きだといい、そごうがこの展示会を誘致した心も読めた。彼の心尽くしのサインとツーショットを戴いて帰った。

この催しは4月の2日(月)まである。

淡墨桜(ウスズミサクラ)満開(宝塚・清荒神)

2007-03-26 16:57:04 | お出かけ
 久し振りに風のない温かい日になった。
日向ぼっこに清荒神に参詣に行った。月末の縁日に近いのでぼつぼつであるが善男善女の姿も見えた、デジカメクラブで聞いた清荒神の淡墨桜は何処かなと探した。あったあった鉄斎美術館の階段の左側、濃いピンクの花を咲かせた一本の木、これがそうだった、由来も書いてある。岐阜県根尾村の指定天然記念物1400年を経た薄墨桜(近年は公園になって観光ブームになっている)。その若木を寄贈してもらって植えたという。今は梅と桜の端境期たった一本だけだが濃い花色の満開の木は目立ちすぐ分かる、昔の根尾村もその保存の由来も知っている私には懐かしい淡墨桜である。

宝塚スプリング・フエスタ

2007-03-25 22:58:20 | お出かけ
 
フェスタは24日(土)、25日(日)の2日予定していたが第1日は終日雨で屋内の催しだけだったので今日一日だけといっていい。その分出場チームは一生懸命で充実した一日になった。もう第8回目になるという、毎年趣向を変えるので開催実行委の方は大変だと思う。宝塚駅北地区はだんじり1台の引き回しと催し広場はユニベールの東側道路を仕切って行はれた。だんじりはいつ見ても元気がいい。
宝塚駅地区はG/コレクションの広場は街かどコンサート、ソリオ内の広場では各チームが頑張っていた。珍しく今日は歌劇への花のみちにワゴンセールの列が立ち春休みのちびっ子が一杯群がっていた。
宝塚南口駅地区はいつもの2階連絡路上の仮設ステージで各チームが頑張った(写真は沖縄の琉球舞踊)、そこから回廊になって南口駅までのテラスにギャレージセールよろしく海外料理や品物を販売していた。3階にもあがってみなさいと云われたので見ると、いつものホールにぎっしりNPO関係の出店が出てPR用掲示も貼ってあり、着物姿のご婦人もおられて抹茶接待の部屋もあった、国際交流関係の人たちが沢山おられ知人の青柳君にもあった、YMCAの外郭団体で手伝っているという。
これらの三区では今年はこの元気な国際交流の南口駅地区に軍配を挙げたい。
出場の皆様、全国から賛助出演してくださった皆様、その他市や実行委の皆様本当にご苦労様でした。来年もまた期待しています。
チラシによると大劇場のダンスの夕べ、ワシントンホテルの足湯もあったようだが見落とした。

ダイワのスペシャルセミナー(2)

2007-03-24 22:46:18 | お出かけ
第2部として将棋プロ棋士による「ネットと将棋と株」と題してトークショーがあった。
ゲストは米長邦雄永世棋聖(将棋連盟会長)(写真左)、森内俊之名人(中)、千葉涼子女流王将(右)の3人で関西マスコミで有名な神吉六段が司会をした。
初めに米長会長の20分間の単独トークがあって、ご自分の棋歴の他に初めて株を買った経験やその後の経過など話され、株価には富士山のような品性がある、5月に本を出すが、団塊の世代の人に言いたいのは好き心をもって何か株を買いなさい、それでそれがどうなるかで株価の動きを勉強しなさい、60歳になったら確かな株をもち将棋もやってくださいと。
トークショーは司会者の軽妙な口車でゲストを巻き楽しい催しとなった。米長さんもホームトレードをやって5年になる、将棋も株も個性があって面白いという。ヤンキースに行った井川投手も将棋5段で阪神にいたときは安藤、福原、久保田らと控えでツメ将棋を見詰めていた、チームではアメリカ行きの将棋親善大使といわれていたという。
さて第1回ダイワ証券杯ネット将棋・最強戦が4月1日からインターネットで始まる、毎週日曜8pmスタート、羽生、谷川、渡辺この森内ら第一人者ベテランが出場する。
    www.daiwashogi.net
またこのトークショー会場の入口ではパソコンをインターネットにつなぎネツト観戦ネット試合無料のやり方を指導していた。

ダイワのスペシャルセミナー (1)

2007-03-24 22:21:52 | お出かけ
暖かく久し振りの雨、春来たるを思わせる日になった。
題記のダイワの株式講演会とプロ棋士によるトークショーがあるので大阪梅田茶屋町のホテル阪急インターナショナルに向った。
第1部は大和証券投資情報部の山田健彦氏(写真)の「お金の流れ」を読むと題して(最近のM&A・2007年問題・日本株式市場)の講演会であった。
今回(07年2~3月)の株価下落の要因は①中国株下落②米国住宅市場③2/21の日銀追加利上げの3因を挙げ世界同時株安なら上下5%の範囲内なら心配は要らぬ。
その他は要旨項目のみあげておく。
・日経平均は52週移動平均線近くまで調整
・米国株も久し振りの調整に
・上昇相場に於ける昼間調整
・サブプライム(信用度の低い借り手)ローン問題
・円キャリートレードの解消 ?
・金余りが続く米国企業
・日経平均の長期上昇トレンドは不変
・最大の原動力は企業収益の拡大
・グローバル経済の構図(金の流れ)
・成長が加速するBRICs
・利上げ打ち止めで米国株のPERは上昇へ
・米国金利の安定が市場の安心材料
・原油価格に対する過度な投機は沈静化
・オイルマネーの供給続く
・日本株への資金流入が続く
・全世界から集まる資金
・拡大を続けるM&A (合併・買収)
・昨年以降の主な M&A 案件
・閉鎖的な日本の M&A 市場
・三角合併のイメージ図
・設備投資を増やしてもなお余る資金(以前は借金→投資、今は手持資金→投資)
・M&A ・自社株買い・配当へ
・団塊世代の退職時期が到来(2007年問題)
・2007年から膨らむ退職金
・預金偏重の日本の金融資産
・膨らむ投資信託への資金流入
・好配当型投信への資金流入続く
・配当重視は世界の流れ
・配当所得が急拡大
・米国では配当所得が6%近い
・PER(株価収益率)は低位
・PERからみた今後の株価レンジ(上昇線をたどる)

センバツ高校野球開幕

2007-03-23 16:30:02 | 季節の風物詩

晴天の暖かい日差しを浴びた甲子園球場で、午前9時からセンバツ出場32校の開会式が行われた。司会に全国高校コンテスト朗読部門、アナウンス部門優勝の2人の女性があたり、入場行進が始まった。整列し終わって同じ声楽部門1位の深瀬廉君(山形東高)の君が代独唱があり、。例の如く各種ご挨拶のあとの選手宣誓には千葉経大付高の飯窪宏太主将の落ち着いた力強い発声があった。
開会式終了後いよいよ第一試合佐野日大(栃木)対 大牟田(福岡)の対戦から32校12日間の日程で熱戦の火蓋が切られた。

サテライトの自由学校

2007-03-22 18:09:30 | お出かけ

恒例の自由学校があるので西宮に行ってきた。
○第1部 講師は女優の大山のぶ代さん「ドラえもんと歩んだ26年」と題してー涙と笑いのうちあけ話ーをした、1979年4月~2005年3月まで26年間、 TVまんがにてドラえもんの声を声優として担当した。今でも子供たちとの交流が深く、今日の相方野中美里キャスターもドラえもん漫画を見て育った1人で話が弾んでいた。女ことばも男ことばもしゃべれての愉快なおばさん、これからもこんなお友達とたのしく生きて行きたいと。
○第2部 東京大学大学院教授、伊藤元重教授の経済リポート
・日本経済過剰刺激の中での回復
20年来の超円安、30兆円近い財政赤字の景気刺激効果、長期化する超低金利を挙げ
この三因が日本経済のアクセルとなった。
・円安の背景(85年初の水準に匹敵する円安)
円安が日本企業の利益を追い上げている、異様なユーロ高、アジア通貨に対して円安の傾向、10年以上続いたデフレ傾向が結果的に円安方向になった。
・円安は続くのか
低金利日本から高金利アメリカへ資金が移動する、金利差がある限り円安は続く。
・財政健全化と景気
30兆円近い財政赤字(GDPの6%)があるが安倍政権の赤字削減政策のスピードの批判、消費税引き上げのタイミングでは膨大な政府債務と高齢化での社会保障費の膨張が問題。
・金利はどこまで上がるのか
前二要因で本格的な金利引き上げは困難、低金利は株価地価為替不動産が問題点。
・構造改革が生産性を引っ張る可能性
グローバル化する製造業、成長を実現しないと高齢化は乗り切れない。
・構造改革までに成功した産業
証券化と流動化と都市再生で変わった不動産業、激変した日本の情報通信(ブロードバンド接続は先進国最高水準になった)。

春分の日(彼岸の中日)

2007-03-21 17:51:27 | お出かけ

暑さ寒さも彼岸までという諺通り冬の寒さが続いた気候だったが、気象庁もやっと明日から暖かくなるという予報を出した。桜の開花も25~27日頃という。
久し振りに青天井のきれいな天気、妻心尽くしの彼岸おはぎを一家でいただいて午後は中山寺に参詣に行った。彼岸の祝日なので出店も立ち、塔婆を納める人、安産のお礼参りの人らで結構の人出であった。喜捨で建立中の大願塔(多宝塔)も落成間近か工事用のカバーが外され屋根の金色の塔頭が光って見えた。中々立派である。
参詣後梅林にも回ってみたがもう名残りの梅、早咲きのつつじでカメラを向ける程でもなかった。帰途はダイエーに回り、駅近くで季節の花苗を買って帰った。

大阪モノレール彩都線伸延

2007-03-20 16:36:28 | お出かけ

大阪北部のモノレールの彩都中央線が阪大病院前までだったが2駅伸延して終点彩都西まで19日に開通した。鉄道マニヤなので早速出かけていった。万博記念公園を東に回りこんで阪大前駅を過ぎると丘陵を開拓して住宅地にした、あたり一面は宅地3部に畑7部といった未開地で、1994年に阪急が中心で着工が進められたが、諸種の事情で大幅に遅れ、今やっと彩都の西端にたどり着いたというところである。
終点は彩都西駅、駅前広場にぽつんと複合商業施設の大建物GARDEN MALLが立っており、周りの駐車場だけは整備されていた。1階は大スーバー2階は集合商店3階は大書店と各種の教室その他。この写真の人の賑わいも車で来た人たちだろう。
モノレールの時刻表も改定されたというが、通勤時は千里中央駅で地下鉄御堂筋線に接続して便利になっているが、昼間帯が20分間隔の彩都線では奥地の早急の開発は望みにくい。近くに大阪外国語大学、小学校、高校があるが中学は敷地だけで未開校であった。