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日高義樹のワシントン・リポート

2010-10-17 14:58:15 | レポート

「中国に対抗する最新鋭米原子力潜水艦に同乗」と題してのリポート

○ 第1部 原子力特殊潜水艦「ミシガン」グアムに到着
 上記「ミシガン」は米海軍の潜水艦の中で特殊に改装された4隻の中の1隻で、近時、装備も増強されたといわれる中国潜水艦の跋扈する西太平洋の防備のためグアム島の米海軍基地に派遣され9月11日に到着した。
取材にあたる日高氏は早速連絡艇でそれに乗り込んだ。
「ミシガン」は全長170メートル、1万8000㌧、艦長以下乗組員167名が乗艦している。

○ 第2部 初めて極東、西太平洋パトロールに出発
 日高氏が乗込んで自室に案内し、それから艦長室に案内され艦長フィリップ・マクローリン「写真」に紹介挨拶を交わした。写真のように他の艦よりも若いが潜水艦乗りはそれだけ士気も高いという。艦長の出身、家族、兵役経歴やこれからの任務とうも質問した。
「ミシガン」は間もなく基地を離れ外洋に出た。日高氏に最初に課されたのは潜水艦らしく防毒マスク装着訓練だった。

○ 第3部 潜航開始
潜航訓練の位置にきたらしく、艦は初め緩速度で潜航開始し、深さ300ftから急潜航に移り、一気に650ftの水深まで潜った。それから浮上訓練に移り水面に出たが、その浮沈の速さは速やかでこれも今度の改装の結果だと説明された。

○ 第4部 特殊部隊の戦闘司令室を初公開
 敵の装備も増強され、核装備もされてくると、迎えるこちらも対処してゆかねばならない。「ミシガン」には乗組み以外にSSGNという特殊部隊を乗せることができる、潜航ミサイルを装備した艇は上甲板に2隻積むことができ、特殊部隊の工作員を乗せて離艦し敵地に上陸、その任務を果たすという。その離艦作業を指揮する司令塔に上ったが風力が強く大変だった。

○ 第5部 再び実践パトロールへ
 訓練終了後日高氏は艦を下りたが、「ミシガン」はつづいてグアム島周辺の警戒に当たる。そして中国潜水艦の姿や音響を聴取してその任務を果たさなければならない。
 この米国の海上第一線の取材を通じていえることは、日本は通常は自衛隊中心の防衛でよいが、日米安全保障体制のしっかりした確立が急務であると感じされられた。


次回放送日は11月21日(日) "オバマ不信任"・どうなる対中国政策~共和党首脳に聞く

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