秋の初めは秋雨前線に見舞われるのが常であったが今年は違う。幸い台風も少なく、やや乾燥した晴天の日が多かった。従って庭の花木もペチュニア、サルビア等の夏花は早くおわり、やや小さいが名も知れぬ花が一杯に咲いて賑やかである。田んぼの方はよく分らぬが、例年より冷夏であったことを考えると豊作とは言い切れまい。でもここら当りは稲刈りもすんて今「はさ」で干しているところ、御用済みになった案山子は一箇所に集められて、例年の如くもう12本の「揃い踏み」である。
この道は芸術派に富む北高校の生徒の通学路になっているので、展示するお百姓も心意気が荒いらしい、一本一本増えていくのを見ながら通う生徒も楽しかろう。
この道は芸術派に富む北高校の生徒の通学路になっているので、展示するお百姓も心意気が荒いらしい、一本一本増えていくのを見ながら通う生徒も楽しかろう。