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日高義樹のワシントン・リポート

2007-06-24 19:21:38 | レポート
「北朝鮮問題はもう終ったのか ?」と題して日高義樹、米政治評論家ロバーク・ノバックの質問に対しての答弁方式でチャック・ヘーゲル米上院外交委員長代行(写真)との対談が行われた(第4部まで)。第5部は両者と米ジャーナリスト2名との対談。なおヘーゲル氏は2008年の大統領選挙の共和党候補の1人でもある。

○第1部 アメリカはいま北朝鮮と戦争はできない
・北朝鮮と戦争をするという選択もあるが、好ましくない。
・ライス国務長官が述べたようにアメリカに攻撃を加えない国をテロ国家に指定するわけにはいかない。
・敵に対しては優しく語りかける一方で、大きな棍棒を用意しておくべきだ。  

○第2部 日本を裏切ったわけではない
・今度の取り決めは北朝鮮の危険を取り除こうとするもので裏切ったわけではない。
・政府間には友情というものは存在しない。
・ブッシュ大統領が北朝鮮、イラク、イランを「悪の枢軸国」と決め付けたことは間違っている。

○第3部 日本は自衛の枠を超えて軍事力を増強するべきだ
・世界は劇的に変化しているので日米安保条約も新しくしなければならない。
・日本は積極的に軍事的な役割を果さなければならない。
・日本対する脅威は北朝鮮、領土問題で紛争が起きているロシア、軍事力を増強している中国だ。
・日本は「自衛」のワクを越えて、大規模な軍事強化を図らねばならない。

○第4部 日本は核装備も考えるべきか
・日本が核兵器を持とうとしたら止める事はできない。
・日本のような大国やイランに「核を持つな」と脅すべきではない。
・核兵器を持つべきかどうかは、それぞれの国が決めるべきだ。

○第5部 北朝鮮はアメリカにとって脅威ではない
・北朝鮮と戦争をすることなぞ、はるかかなたのことだ。
・イラク戦争が終ったら、軍事力を減らせという圧力が猛烈に強くなる。
・北朝鮮は日本にとって危険だが、アメリカにとっては危険ではない。
 

 以上から見ると北朝鮮が強力兵器を持って日本を攻撃してきても、北朝鮮が直接通常兵器でアメリカを攻撃しない限り、アメリカは北朝鮮と戦争はしない。今や世界は自分の国は自分で守る。これが冷戦が終った世界の新しい現実である。日本は憲法を改正し集団自衛権を守ると主張しているが、もうアメリカは一方的に守ってはくれない。今のアメリカが願っているのは日本が軍事力を強化し必要あれば核兵器をもち自力で国を守り、新秩序に向けての行動を共にするのを期待している。時代が変わった、日本もこの現実を直視しなければならない。

芦屋大学公開国際市民講座

2007-06-23 18:02:39 | お出かけ

土砂降りの昨日が一転今日は朝から太陽が燦々、6時の散歩もサングラスがいる程だった。
市民講座があるので芦屋まで出かけた。
講師は在大阪/神戸インド総領事館、オーム・ブラカーシュ総領事でテーマは「インドの過去と現在」で通訳つきの英語講演で(字幕を補助に)あった。会場は200名程入りの階段教室風であったが、出席者8分の入りで盛況といえよう。
1.インドの現況、国勢
人口は11億であるが25歳以下が半数を占める若い国で21世紀間もなく中国を抜いて世界一になる。
2.インドの歴史
5000年前頃ガンジス川より古いインダス渓谷の文明が発祥で灌漑農耕手工業が発達次のアソカ王の時代に今のインドを統一した。特筆すべきは中東を含め大宗教(ヒンズー、イスラム、キリスト、ブッダ等の発祥地である。その後先に栄えた欧州文明に先んじられ大航海時代を経てその膝下に第2次世界大戦終了まであった。
3.現今の社会経済状況
ガンジーネールの階級闘争を経て今のインドは蘇った。BRICsと称して世界新興国の一に挙げられ、先進諸国からもねらわれている。その国力GDPの発達は隠れたインド人の資質によるところが多い。
4.日印のきずな
日本は昔からインドを天竺と称していた。
仏教の釈迦降誕の地。
東京軍事裁判ではただ1人NOと言ったインド人判事がいた。
サンフランシスコ条約では戦勝戦敗国にとらわれず、印日対等に講和を結び賠償金を取らず資産は返却した。
昭和天皇の薨去には3日間の喪に服した。
原爆慰霊祭には黙祷を捧げた。等々日印友好の絆は沢山ある。

終って二人の英語の質疑があったがさすがと思われた。



今日は夏至

2007-06-22 09:50:34 | 季節の風物詩
 暦では二十四節気の一、太陽が北回帰線上23.5度の最北点に達し昼は最も長く夜は最も短い日である。明日から少しづつ昼が短くなる。
気象庁の入梅発表はこの13日であったが1~2日で雨気は去りその後熱気の日も続いており早くもこの夏の水不足が警告されているが、関西の当宝塚の二毛作の川面一帯の田圃は二三日の雨天のあと耕運機で一斉に田植えをし、3,4日前に終ったばかりで時々驟雨もあって過ごしやすい日が続いて程よい入梅だったと喜んでいる。

若い頃世界の航海者だった私はいまだに気象には敏感だ。でも地球上の大気にはいろいろある。満天の星、白夜、オーロラ、南十字星、赤道祭等ロマンに満ちたものや台風、サイクローン、ハリケーン等恐怖に追いまくられたこともあった。太陽、星、月、そして大海原は私達航海者の友であり、ポジショニング(位置測定)の道具でもあつた。今はロケットや人工衛星の時代となり、核や戦争が巾を利かせて、恋や男のロマンが減ってきたのは淋しいことである。

サテライトの自由学校

2007-06-20 19:59:53 | お出かけ
恒例の自由学校に出かけていった。

○第一部は講師柳生真吾氏の「植物のある暮らしの勧め」と題してのお話。
柳生氏は1968年東京生まれ、ご存知の柳生博氏のご子息でNHK『趣味の園芸』のキャスターを務めて8年になる。八ヶ岳在住で雑木林を核にしたギャラリー&レストラン「八ヶ岳倶楽部」を親子で運営している。全国を飛び回り講演もして園芸の楽しさを普及している。
この日も女司会者を相手に白樺の混じった雑木林のアドベンチャーコースを散策、珍しい舞鶴草や花筏(満開)を紹介し、また野外テーブルで鉢植えに野菜サラダの初歩の土壌整備から肥料種蒔き水遣りまで丁寧に教えた。野菜は日光が好きだとか芽が出たら間引くとか、そして植物と触れ合う楽しさ自然満喫の醍醐味を縷々と語った。
○第二部は早稲田大学政治経済学術院教授若田部昌澄氏の経済リポート
若田部氏は1965年生まれ、早稲田卒業後、母校や海外の大学の各員研究員を歴任、専攻は経済学史。冗長になるので項目要旨のみ下に挙げる。
① 日本経済の現状
② 今後の動向
③ 当面のリスク
④ アメリカの経済
⑤ 中国の経済
⑥ 参議院選挙の争点

父の日を満喫

2007-06-18 07:57:26 | お出かけ
昨17日(日)は父の日であった。昼前に宅配便があって倉敷の娘夫婦から父の日の贈物が届いた。二人で選んだ心の品に加えて外孫の慶くんの高校の修学旅行から帰宅したばかりのロンドン土産の紅茶とクッキーがあった。
一方我家には二人の父がおり、私と婿殿である。団塊の世帯でそろそろお先を考えている。その子の内孫も就職して1年余、早朝の出勤夜半の帰宅と忙しく働いている。父の日珍しく大人5人が揃った。一緒に夕食でもと三田屋のビフテキへ奔った。
何年振りかで行く三田屋の本店「やすらぎの郷」と変わり、広大な敷地の中にレストラン、150台の駐車場、青磁陳列館、有馬能楽堂が併設され、玄関の池畔には花しょうぶが満開であった。日没近くになると能楽堂の前には両対のかがり火が焚かれ、ライブの妙なるピアノのショパンが流れてくる。そんなムードの中に運ばれくる工場直送の前菜ロースハムとワイン、一口ホホばった時のうまさは格別、メインディッシュの切り肉も熱鉄板皿で客お好みに焼く心憎さ、まさに至り尽くせりのもてなしである、食事の後は2階能楽面飾りのルームに移り、程よく出てきたエキプレッソの美味さを舌に残しながら店を出た。

投資のセミナール

2007-06-13 20:17:29 | お出かけ
題記のゼミがあるので西宮に出かけた。
今日は「時代に合った日本株投資」と題して今懸念される三角合併、新会社法その他について支店投資管理課の中川人志氏の講話があった。
国内M&Aと違って世界の企業の間のM&Aは話が難しく今日の出席者でも私を含め理解された人は少なかったと思う。しかし世界の企業ではM&Aはありうることで保護経済の日本の方が2007に入って三角合併解禁、TOBの法改正等泡を食っているのが実情の様だ。
話題の筋は三角合併のスキームの説明から世界・日本の大企業の時価総額、売上高等のランキングを経て、03~07日米欧のM&Aを統計で日本の後進性を指摘し、日本の企業でのM&Aへの取組みを示唆していた。また世界の大型M&Aは現金買収が殆どで株式交換方式は少ない等・・・。
終りにM&A関連の日本株を次のように挙げていたが注目株なのか警告株なのかよく分からなかった。
武田薬品、三井物産、加ト吉、松下電器、任天堂、中外製薬、ファースト・リテ、キャノン。

上杉謙信に学ぶ事業承継

2007-06-09 20:21:00 | 書籍紹介
 会社経営のアドバイザーである北見昌朗氏の戦国武将の経営塾シリーズの新刊本である。上杉謙信とそのあとを引継いだ上杉景勝二代にわたる戦国戦記とその時代の上杉家を舞台に特殊な編集で面白くつづり、現世の創業者と二代目への事業継承に警鐘を打った本で、ずっと上杉家を守ってきた直江兼継らが時代を語り一気に読ませるたのしい本で、再来年のNHK大河ドラマも謙信・景勝が出てくるそうで楽しみな一冊になるかもしれない。

ISBN978-4-344-01335-3  幻冬舎  1500円

須磨海浜水族園

2007-06-07 18:33:42 | お出かけ

雲一つないいい天気が続く、カメラをぶら下げて海の見える砂浜にある須磨の海浜水族園に行った。若い頃行ったきりで、この須磨の水族館の近代化振りが見たかったのと私のキャノンのコクパクトカメラのシーンモードに水族館があるのでこのモードを試してみたかったから。
幼稚園の団体客や若夫婦、子供連れに混じって、車椅子のケアの方も結構見えていた。成程水槽のガラスも立派に大きくなり、岩場や珊瑚のデザインもカラフルになって綺麗だ。
この水族館の呼び物はラッコ館とイルカ(写真)のライブショーであるという。時間を区切って演技を見せてくれた。
ここのラッコは大きく1メートル以上もあり、雌雄仲良く頭をつけて泳ぎ、餌を食べる時は背で泳ぎ腹の上で貝を割ったり回転したりの仕種が愛らしい。
イルカは10メートルの高さの風船に垂直に飛びついたり、フラフープをしたり、浮ボールを客席中段まで飛ばしたり、終幕には全匹水より尻尾を上げさよなら、さよならをしてフィナーレ。見応えのある演技に久し振りに子供にかえった。

宝塚デジカメクラブ 2007年6月例会

2007-06-03 14:15:32 | お出かけ
6月3日、本日の出席は男11女3計14名だった。
宮崎先生から連絡事項として、当初から入会されていた当クラブ会員の松岡基生さんが5月15日に永眠されました、ご冥福をお祈りいたします。花フェスタ記念公園へのデジタルピクニックバスツアー、渋滞に見まわれたが無事帰着、長時間お疲れ様でした。なお当会の会費未納の方は納めてください。
本日の課題露出補正につき事前に3枚の資料を配布し、能勢会員よりこれに準拠して説明があった。露出補正とはカメラが自動で決める露出の値を意図的に変更して操ること。+補正、補正なし、―補正とう写真で見比べてその数値を把握する、また露出補正の目安として、花の色による違い、背景による違い、光線状態による違い、とうの数値を学んだ。
会長からカメラの原理、特に露出補正の原理について話されたが、中々説明が難しいし来月は各人もカメラを持ってきてもらって室内で実験することにしたい。
今日の作品鑑賞はバラ園撮影旅行の直後と季節的にいろんな花が咲きだした時だけに各種各色のバラ、クレマチス、あじさい、ゆり、サルビア、石楠花、山つつじ、風景では大願塔、水郷、廃線跡、ミヤマキリシマとう百花競合の形で大いに楽しませてもらった。花の撮影でも一年前の技術に較べれば各人とも随分腕は上ったと見受けられた。
次回の例会は7月1日(日)の予定です、皆さんの傑作を期待します。
この会発足して2年過ぎました、また食事会でもと逆瀬川の奥にある六甲保養荘とう案を立てています。

ノムラのサテライトゼミ

2007-06-01 19:32:06 | お出かけ

上記投資セミナールがあったので西宮まで出かけた。
○ボンド&マネー 
・2007年3月5日以降の主要通貨に対する円相場の推移
  対ドル=やや下げ 対ユーロ対ポンド=中度下げ 対豪対NZ対カナダ=急落
・原油価格・一時産品価格の動向・・・・・急騰
・主要国の政策金利と市場見通し
  日本1%弱 米、EU、英、カ、豪、NZは4%から8%
・世界経済成長率と豪州設備投資・・・・・ともに横ばい
・豪州とNZドルを巡る商品価格・・・・豪は急騰、NZは横ばい
○グローバル投資の視点
・米国の2008年にかけてのGDP成長率のゆるやかな回復の見方は不変
・米国の個人消費、小売売上高はやや軟調
・ユーロ圏、仏、独のGDP、個人消費とも景気は好調を維持
・日本の2007年1~3月期GDP成長率は高水準を維持
・日本の消費者物価は足元で弱含み、2007年後半から急上昇が見込まれる
    
   (銘柄研究は省略)