私の原風景

ある映画監督さんが　自分の原風景について話していた

私の原風景は　どんなだろうと考えた


幼児期から今まで　生活や仕事の中で

いろんなイメージの基になっているものは　

どんなものだろうか


まず目に浮かぶのは　未舗装の細道だ

私が育った家の近くの路は　みな未舗装だった

それから　田畑や路のそばの小川が浮かぶ

そして　少し遠くの小さな山も浮かぶ


家族一緒に耕し　農作物を育てた

それらの収穫を喜び合った田畑も

懐かしさと共に　眼に浮かぶ

少年時代は　木造の校舎で学び遊んだ

近くの池や小川でも　釣りや水泳なんかして遊んだ
　
　　
そして　野や道ばたや畑に植えてある

柿やブドウ　桃なんかも脳裏に浮かぶ


人と話し　書物を読み　ラジオに耳を傾け

テレビやパソコン画面を眺めるとき

私の頭の中で　それらのイメージが　よく浮かんでくる

　　もちろん　青年時代以降の思い出も
　
　　私の大事な原風景になっている


私の大事な宝物

お金に替えられぬ世界で一つの記憶

それは　掛け替えのない私だけの　原風景