熊本地震から6周年
再生への道のり(その1 )
( 河川敷の大木 4/16 )
今朝の気温は 9℃
辺りはひんやりとして
やや肌寒いくらい‥
私は 起きると
シャツに上着をはおった
さながら
初夏から春に逆戻り
散歩中は
自転車で進む私の顔に
冷たい風が吹いてくる
でも 今日は
そんな風も心地良い
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今日は 4月16日
あの熊本地震が
突然発生した日だ
今朝の肌寒さで
あの日の朝のことを
また思い出した
真夜中の1時25分頃に
ガタガタ、ゴォー!バキバキッ!
と 床と地が 波打って揺れ
天井辺りやその上の空が
軋んで 呻いて 悲鳴を上げた
私らは
屋内の避難場所を探したが
おととい(4/14) の前震で
どこもまだ片付いておらず
物品が散らばっていて
その上 当日(4/16)の本震で
追い打ちをかけるように
更に物品や家具などが散乱して
私らの足の踏み場もない!
私らは とにかく外に出ようと
狭い廊下の本棚をくぐり
(スチール本棚が倒れて
廊下を斜めに塞いでいた)
レールが外れた鉄の門扉を
二人で何とかこじ開けて
我が家の前の市道に出た
そして
すぐそばの狭い交差点辺りで
携帯テレビを見たりして
状況を確かめるが テレビ局も
確認中で ワンセグでもあるし
震災の様子がよくわからない
しばらくして 私らは
近くの公園に行ったが
まだ深夜で 辺りは暗くて
次第に寒さを感じ出した頃
近所の施設の園長さんが
良かったらうちに来ませんかと
話しかけてこられたので
それはありがたいと
ご厄介になることにした
その施設では
布団や毛布などを
手際よく配布されて
二部屋(だったと思う)には
およそ三、四十人位が
避難してきていて みんな
屋根のある頑丈な建物の中で
夜具もあって とてもありがたくて
助かったと思った
それでも 夜通し余震は続き
震度5前後の揺れが
何度も建物を襲い 建物は
そのたびに ゴゴゴ、ガガガ、
バキバキと 壊されるのではと
思うくらいに ひどく軋むので
お年寄りなどは 悲鳴を上げた
そこであらためて認識したことは
このような災害時・非常時には
人間の素(す)の部分が
あらわになるということだ
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[災害と季節を思う文芸]
春眠は夜明けにも気がつかないで
惰眠する日の幸せ思う
※4/8 花まつりの頃
仏様に包まれて 朝はもちろん
お昼にも ウトウトしてしまう
こんな日が送れると言う有り難さ
惰眠を貪る私は
避難生活中の人たちや
ウクライナの人たちのことを思えば
バチが当たるのではないか!と
思ってしまう
ヒンヤリと初夏から春になったよう
樹々は緑のグラデーションだ
※4/16 今日は熊本地震の日だ
6年前に被災したことを思い出す
そして 復興が進められている今
公園では 初夏から春に戻った
ように ちょっと冷たい風が吹くが
心地良くはある 公園で見上げると
濃い緑と薄い緑、淡い黄緑‥と
緑のグラデーションが 爽やかな風に
揺られて 青い空に溶け込んでいる
ps 2022.4.16 草稿
今夜(4/15〜4/16) は
グズグズと ひとり学びをしたり
ネットニュースをチェックしたり
黒猫スミレの構ってコールに
何度も応えたりして 結局
丁度6年前の午前1時25分を迎えて
当時のことなどを振り返った
自然災害は予測が難しくて
人の力で避けることは難しい
だが
今ウクライナで行われている戦争は
人の力で避けようと努力すれば
「避け得る人災」であると思う
絶対に不可避と言うことは
そんなに多くはないのでは?
よりによって 世界中が
コロナ禍であたふたしている中で
隣国に侵攻したり 威嚇したり
明白な嘘をついたり あるいは
他国が無闇に追い詰めたりして
一触即発の危機を迎えているようだ
この正解が見当たらない方程式を
前にして どうにかして
正解に近づく解法を
編み出さなくてはいけない
人間が作った難問は
人間がどうにかして
その解を導いていかなければならない
その責務が 私ら人間にはある
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