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ビバ!「シスコ・パラダイス」塔本シスコ展 かかずにはいられない!人生絵日記《改訂増補》

2022年04月09日 10時28分00秒 | Weblog

ビバ!「シスコ・パラダイス」塔本シスコ展

かかずにはいられない!人生絵日記

湧き出る色彩の洪水!




(上*タンポポの花と虫 4/7  )

(中*シスコ・パラダイスのグッズ

  (下*ファイルと絵葉書

   &妻の切り絵(左図) 4/7 )

今日(4/8)  

「花祭りの日」

お釈迦さまの誕生日だ


今 ちょうど 日本列島では

南は沖縄から北は北海道まで

春の花の前線が北上中だ


スミレ サクラ チューリップ

ツツジ バラ‥  

花壇の花、野の花、山の花と

南国の当地では 既に

花の洪水が始まっている


昨日(4/7) 

熊本市立現代美術館に出かけて

塔本シスコ展

「シスコ・パラダイス」を訪ねて 

盛りだくさんの作品の数々を

鑑賞してきた

というより 

シスコワールドに浸り

その世界を楽しんできた


会場の壁という壁には

シスコさんの絵画が

溢れんばかりに掲示してあり 

無数の草木の花や生き物たちから

赤や黄色、白や桃色、茶色が

草花の葉っぱや空、海などからは

緑や水色などの仲間の色が

キャンバスいっぱいに

一筆一筆 丁寧に塗り込んである


余白さえ惜しむかのように

筆を置いていったのでは

なかろうか?と 私は思う


全ての作品を鑑賞して

私は 特に 

白色と紅色の輝きが

素敵だなあと思った

梅雨時の紫陽花の白と桃色の花が

キラキラしていて 

とても綺麗に思えたし

梅雨の時期も 

こんなふうに捉えられるんだと

感嘆した次第である


また ひまわりの花々は

黄色と橙色を使い

ゴッホを思わせるようなタッチで

描かれていて そんな

笑っているような花々を見て

花々や葉っぱなどのどこかに

虫や生き物たちが

イキイキした顔をして

暮らしているのを見て 私は

元気をもらった感じがする


事情あって 学校では

小学四年生までしか学んでいないが

絵画に添えた本人のメモ文を読むと 

訥々(とつとつ)とした文章の中に

生活の匂いと その時の思いが

きっちりと込められているのがわかる

(とても味のある説明文だし 

 飾らないメッセージ文でもある)

(戦前戦中時代に育った母も 家の事情で

女学校への進学もできず 子どもたちが

高校や大学に進んだ頃に 広告の裏紙を

使って 漢字の練習などをしていた

また 私が小学生の時 夏休みの絵日記が

とても苦手で 毎日のように 母が

丁寧に絵を描いてくれていたことを

今では懐かしく思い出す

絵日記を集められた担任の先生は 

点検しながらどんな感想を待たれたか

六十年経った今では確かめる術もない😅)

ps 2022.4.7 草案 

4.8 花祭りの日に草稿4.9 追記

美術学校などで正式に学んだこともないシスコさん(1913年生まれ)

私の母(1930年生まれ)より一回り上の世代の人だ

具象描写でもない、抽象画でもない

自分の感性に従い 思いのままに

キャンバスと対象者とを

自由自在に行き来して表現する人だ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

幼くして奉公に出て 結婚後

一男一女に恵まれるものの

夫は事故死、自身も病に倒れる。

しかし 50代で絵筆を

手にしたことで才能が花開き

80代が最も多作であったという

生命力や自由さが生み出す

光と色彩の陰には

失われたものへの悲しみや郷愁も

色濃く宿っている

90才のプレゼント」(2003年)は

亡くなる2年前の作品だそうだ

その絵の中には 猫のミーちゃん、

早逝した娘の和子さんを模して作った人形、もらったカーネーションなどが

ピンクや空色などの優しい色使いで

描かれている

「のさったしこの人生」〜それを

見事に生ききったシスコの姿が今、

私たちの胸を打つ

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(※以上、熊日新聞文化生活欄・

塔本シスコ展に寄せて〈熊本市現代美術館学芸員 坂本顕子氏〉の寄稿文を一部引用)


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