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春の嵐か、近雷の音「春暁」に思う

2021年05月01日 06時37分00秒 | Weblog

春の嵐か、近雷の音

 「春暁」孟浩然の漢詩

(しゅんぎょう)(もうこうぜん)


( 画像は 春の強風の公園 4/30 )


春眠  暁を覚えず

夜来  風雨の声

(「春暁」孟浩然の漢詩の冒頭部分)


上着がいるか要らないか

衣替えを迷う今日この頃

辺りの空気は心地良く

正に布団の中は天国なり


我 遠雷の音を聞く


そんな春の盛りの夜明け前

やや荒れ気味の風雨の音と

遠くの小さな雷の音を

寝ぼけ頭でウトウトと

聞いていると 突然

「ガラガラガラ、ガシャーン‼︎」と

この辺りのモノが

なべて壊されたような物凄い音がした


春雷⚡️


(初夏の雷とも言えようか)


私の寝床では

今朝も🐈‍⬛黒猫スミレが

餌をねだって

私を起こすという

長閑なそんな心地が

いっぺんに吹き飛んだ


🐈‍⬛スミレも

驚いたように

窓辺に走ってゆき

雷鳴の主を確かめたようだ

@@@@@@@@@@@@@

春眠  暁を覚えず 

処処 啼鳥を聞く

夜来 風雨の声

花落つること知る多少

(花落つること知んぬ多少ぞ)


と 若い頃に習った

長閑な漢詩「春暁」を思い出した


昨年 何ヶ月か掛かって

石川忠久さんの「新 漢詩の世界」を

視写しながら読んでいった


学生の頃読んだ感想と比べて

同じ気持ちと違う気持ちとが

交錯した(懐かしかった)


漢詩や漢文の影響が

強かった時代の文章は

リズム感があり

歯切れが良くて 

簡潔で力強いものが多い


江戸時代の俳人、文人

明治時代の夏目漱石や森鴎外

芥川龍之介など挙げたらキリがない


そう言えば

仏教哲学者や僧侶などの文章も

簡潔で清々しいものが多い

私の好きな良寛さんも

漢詩や仏典の影響が大きいようだ


最近のネットでのコメントや

Twitterなどでの文を読むと

肩肘張らず庶民的な感じがする


その反面 思いや思考、思索を

練っていない感じがして

皮層的で 実に軽く その裏に

責任から逃避している気持ちが

あるのではないかと思うこともある

(この事は自戒の気持ちも込めて)


それにしても

五月早々の

私の苦手な雷さまの出番があり

ちょっと憂いの初夏のスタートだ


下記は「春暁」の参考記事です


孟浩然『春暁(春眠暁を覚えず)』の意味-わかりやすい現代語訳と解説- / 漢文 by 走るメロス |マナペディア|

孟浩然『春暁(春眠暁を覚えず)』の意味-わかりやすい現代語訳と解説- / 漢文 by 走るメロス |マナペディア|

春暁 - 中国の漢詩 - 漢詩・詩歌・吟詠紹介 - [学ぶ] - 関西吟詩文化協会

漢詩「春暁」 | おはなしのくにクラシック | NHK for School

ps 2021.5.1 草稿

「春望」杜甫  

国破れて山河あり

城春にして草木深し・・

 これも好きな漢詩の一つです


子どもが小さい頃に 

私は

好きな名文や名句、名言を

トイレの壁や私の部屋に

月替わり位で貼っていた


すると 知らないうちに

娘は 覚えていて

誦じるまでになっていたようだ

(ずっと後でそのことを聞いた)

それでか 娘たちは

理系の学部に進んでも

国語は好きな科目のトップだったと

本人たちが話していた


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