表裏一体 自然の恵みと災害
諸刃の剣
9月12-14日
台風19号が 去って行ったが
関東、東海、中部、東北地方で
甚大な被害をもたらした
亡くなられた方が61人
行方不明の方が13人
あと負傷者は300人以上?
家屋の全半壊、床上・床下浸水
断水、停電、田畑の冠水・損壊など
東日本で広範囲に及んでいる
堤防決壊 47河川 66カ所
(2019.10.15/15:35 現在)
心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます
私は 40年ほど前
阿蘇で床上浸水(50cm) に遭い
一時期 妻と子どもを
実家に預けたことがある
川が溢れ 住宅の敷地に
大量の水が入ってきたのは
深夜のことで 辺りは暗く
胸位の水流の中を
少し高い所の山道を
たまたま所持していたゴムボートに
我が子を乗せ 親子三人で逃げたが
道も川のようになっていて
さすがに怖かった
幸い小さな川で
流れも緩やかな方で
その辺りでは
崖崩れなどは見受けなかったが
外輪山や阿蘇谷の方では
家屋の全半壊、床上床下浸水が多発
死者行方不明も1名おられる
1980年(昭和55年)8月のことで
付近の総雨量666 mm もあった
洪水が引いた後は
畳は水をたっぷり吸い込み
廃棄するのに大変だったし
家電製品や小型家具は倒され
トイレは逆流しそうだったし
その住宅で暮らすには無理だった
だけと 幸いなことに
しばらくは 近くの知人宅で
生活させてもらうことができて
仕事にも行けて本当に助かった
日本列島は
山や川が多く
水や緑も豊かで
空気もキレイ
住んでいる人も
穏やかで親切な人が多い
特に地方の田舎は
犯罪も少なく
ゆったりしている
が 一旦気候が変わると
容赦なく大雨が降るし
休みなく降り続けることもあり
強風や突風も吹き荒れ
あるいは いったん照り込むと
日照りが続き 高温化も招く
自然の恵みと
自然の脅威は
表裏一体
まるで 諸刃の剣だ
だけど 住み慣れた地は
愛着があり離れ難く
怖い時はイヤだけど
多種多様な顔を見せるこの地は
丸ごと魅力があって好きなのだ
画像は由布院の金鱗湖
ps2019.10.14 草稿
ここ二、三十年の気候は
高温化 多雨 豪雨
豪雨の局地(ピンポイント) 化と波状化
突風や雷雨 豪雪
台風の強大化と変則進路 など
今までの経験やデータからの予測を
外されることが多い
気温や降水量、降雪量
海水温のデータなどから
素人の私らからすると
既に 日本の多くの地が
亜熱帯化して来ているという
肌感覚と実感を持っている
そして その要因の一つとして
人が撒き散らす排ガスなどによる
地球温暖化があるのではないかと
私らは 疑いだしたのではないか
この予感が外れて
杞憂に終われば 幸いだけれど
とにかく
後に続く子や孫の世代に
負の遺産を残し
きつい目や悲しい目に
遭わせてはならないと思う