神奈川・秦野の住宅街でイノシシ出没、
2人けが イオン、小学校へ逃走も捕獲
11/24(木) カナロコ
秦野市立末広小学校の校庭に逃げ込んだ
イノシシ=同市末広町(秦野市提供)
24日午前10時ごろ、神奈川県秦野市曽屋
2丁目の住宅街で、イノシシに体当たりされ
てけがをしたと110番通報があった。その後
イノシシは捕獲されたが、体当たりされた市内
在住の30代男性が左脚に軽傷を負い、市内在
住の80代女性がイノシシを避けようとして転
倒し、頭を打撲した。
【写真で見る】
小学校の校庭に逃げ込んだイノシシ
秦野市によると、捕獲されたイノシシは体
162センチ、体重88キロでオスの成獣。
秦野署によると、イノシシは男性に体当たり
した後、通りを挟んだイオン秦野店(同市
入船町)へと逃走。敷地内にいた80代女性
に突進した後、約400メートル離れた市立
末広小学校(同市末広町)の校庭に逃げ込み、
同日午前11時ごろ、市職員により捕獲された。
石碑から知る災害の爪痕
防災さんぽ金目編開催
タウンニュース
南金目交差点近くにある
自然災害伝承碑
まちを歩きながら災害に関連するスポット
を巡る「防災さんぽ 金目川のんびり編」
が12月11日(日)に開催される。午前9時
〜正午。
当日は光明寺(金目観音堂)に集合。今年8月
に自然災害伝承碑として国土地理院に登録され
た「河身改修耕地整理竣工記念碑」(南金目交
差点付近)や史跡など、金目川周辺の約4Kmの
道のりをガイドと巡る。花菜ガーデンで解散。
自然災害伝承碑とは、過去に自然災害が起きた
ことが記されている石碑やモニュメントのこと。
地域住民の防災意識啓発等を目的に国土地理院
が登録を進めている。
南金目の伝承碑には、1910年8月に2つの
台風の影響で金目川堤防が決壊し、数百メート
ルの田畑が流出した大水害と、その翌年に発生
した水害について記されている。
対象は市内在住、在学、在勤のいずれかを満た
す人。先着20人。申し込みは市災害対策課
【電話】0463・21・9734。
12月2日締切。
平塚出身の民権派青年・猪俣弥八の
生涯に光 史料基に紹介する本完成
明治期、米で在留邦人の労働改善
11/24(木) カナロコ
所蔵されてきた猪俣弥八の写真や追悼集と
岩﨑さんが本にまとめた「猪俣弥八と
その生涯」
平塚市金目の出身で、明治時代に渡米し在留
邦人の就労支援や娼家(しょうか)排斥運動
などに携わった猪俣弥八の生涯を紹介する本
が完成した。県内の自由民権運動を調べてい
る市民団体「雨岳民権の会」の岩﨑稔さん
(78)=同市河内=が作成。当時の民権
運動に影響を受けたとみられる青年は大志を
抱いた異国の地で非業の死を遂げた。その生
きざまを子孫が所蔵していた史料を基にまと
め上げ、埋もれていた地域の歴史を掘り起こ
した。
猪俣弥八は1868(明治元)年に誕生。
幼少期はごく一般的な子どもだったが、17
歳の頃は悪友に誘われ大磯の花街に繰り出す
など放蕩(ほうとう)生活を送っていたという。
キリスト教宣教師に出会って改心した弥八は
自由民権運動が盛んだった同市金目地区でそ
の影響を受けたとみられ、同教に入信して自由
と博愛精神を学んだ。やがて欧米の書物にも関
心を寄せ、88年2月に渡米した。
米国でカリフォルニア高校とオレゴン大学を
卒業。元外交官で移民対策などに取り組んだ
伴新三郎ら有力者とも交友関係を広げ、弥八
は在留邦人を巡る労働環境の改善や日本人の
娼家排斥運動、女性の地位を守る社会活動に
携わった。しかし、35歳の時に凶弾に倒れ、
志半ばで他界した。
平塚で住宅2棟全焼 独り暮らし
男性が両腕やけど
11/24(木) カナロコ
(資料写真)
24日午前10時5分ごろ、神奈川県平塚市
公所の無職の男性(75)方から黒煙が出て
いると119番通報があった。木造平屋建て
住宅を全焼し、隣接する木造2階建て住宅
1棟も全焼。男性は両腕にやけどを負い、
救急搬送された。
平塚署によると、男性は独り暮らし。出火
当時は自宅の一室でカセットコンロを使用
していたという。
読者プレゼント
ひらしんホール弦楽四重奏
タウンニュース
ひらしん平塚文化芸術ホールで12月18日(日)、
「弦楽四重奏特別編」が開催される。午後2時
開演。本紙読者2組4人にこの公演のチケット
をプレゼント。
同ホールの音楽アンバサダー・加藤昌則さんが
ピアノと話を務め、三浦文彰さん(バイオリン)、
水谷晃さん(同)、川本嘉子さん(ビオラ)、
佐藤晴真さん(チェロ)が出演する。曲目は
ハイドン『弦楽四重奏曲 第77番「皇帝」より
第2楽章』やシューマン『ピアノ五重奏曲
変ホ長調 作品44』などが披露される。
チケット希望者はメールの件名を「弦楽四重奏
チケットプレゼント」とし、氏名、〒、住所、
年齢、電話番号、本紙の感想を明記の上、
【メール】hiratsuka@townnews.jpへ。
12月1日(木)締め切り。
(問)同ホール
【電話】0463・79・9907
「花柳界楽しんで」 新年祝賀会、箱根・
湯本富士屋ホテルで3年ぶりに開催
11/24(木) カナロコ
3年ぶりに開催する新年祝賀会「華のに
ぎわい」をアピールする芸者の真芽さん
(左)と恋茶さん=箱根町湯本
神奈川県箱根町内の芸者を取りまとめる箱根
湯本芸能組合は来年1月8日、芸者衆90人
と一般客が新年を祝う祝賀会「華のにぎわい」
を湯本富士屋ホテル(同町湯本)で開催する。
新型コロナウイルス禍を受けて3年ぶりの開
催とあって、関係者は「花柳界の華やかさと
美しさを五感で楽しんでほしい」と参加を呼
びかけている。
コロナ禍が沈静化を見せた今年に入り、芸者
の需要も売り上げも戻りつつあったが、「第8
波」が騒がれるようになると、毎日のように
キャンセルは発生しているという。同組合全
体でも以前より40人程度芸者が減少するなど、
影響は小さくない。芸者の真芽(まめ)さん
は「長年続いてきた芸者文化を守りたい。3年
ぶりの開催で箱根を盛り上げたい」と意気込む。
祝賀会は午後0時半から。芸者衆が長唄や踊
りなどを舞台上で披露し、芸者バンド婆娑羅
(ばさら)による演奏も行われる。芸者歴5
年目という恋茶(こいちゃ)さんは「まだま
だ修行中の身。一生懸命練習しています」と
アピール。客が座る円卓に芸者が1人ずつ付
いてもてなすという。
例年、前売りチケットは30分で完売するほ
どの人気ぶりで、12月1日午前10時から
販売開始する。料金は食事付きで1人2万5
千円で1人6枚まで。定員は250人。問い
合わせ・申し込みは同組合見番
電話0460(85)5338。