捜索のエース大活躍、30分足らずで
山中の不明女性発見 神奈川の警察犬
「ジゲン」20回目の表彰
7/30(火) カナロコ
警察犬ジゲンが行方不明者を
発見した山中の崖
=24日、逗子市沼間
山中で滑落し行方不明になった女性を
2日ぶりに発見し一命を救ったとして、
逗子署は24日、県警の警察犬「ジゲ
ン」(ジャーマンシェパード、雄、
5歳)に表彰状を贈った。ジゲンはこ
れまで10件の行方不明者の捜索で人
命を救った。不明者や証拠品などの捜
索での表彰は今回で20回目となる警
察犬のエース。ジゲンとコンビを組む
県警のハンドラーは「ジゲンを信じて
突き進んで不明者を見つけることがで
きた。自分の良き相棒」と胸を張って
いる。
【写真で見る】
警察犬のジゲン
署によると、6月29日朝に逗子市
沼間の山中でハイキング客がスマート
フォンを見つけたことから、持ち主で
市内で1人暮らしの70代女性が行方
不明になっていることが判明。山中に
設置されている防犯カメラに28日夜
に山道を歩く女性の姿が写っており、
県警が捜索を開始した。
しかし、一度は別の警察犬2匹が山中
を捜したものの女性を見つけられなか
った。30日朝に捜索活動に加わった
ジゲンは、女性の枕カバーのにおいに
すぐ反応し、30分足らずで草木の生
い茂る崖下で座り込む女性を見つけた。
女性は夜間にハイキングコースから足
を踏み外して高さ100メートル以上
の斜面を滑り落ちたとみられる。30
時間以上も崖の底で助けを求め、軽い
擦り傷と衰弱はみられたが、命には別
条なかった。ジゲンが近づくと女性は
「助かった」と安心した様子だったと
いう。
迫力ある獅子舞や竜舞に観客魅了
三国志の武将、関羽の人形乗せた
みこし練り歩く 横浜中華街で
「関帝誕」
7/30(火) カナロコ
中華街を練り歩く関羽を模した
人形を乗せたみこし=横浜中華街
横浜中華街(横浜市中区)で29日、
三国志の武将で横浜関帝廟(びょう)
に祭られている関羽の生誕を祝う祭事
「関帝誕」が行われた。獅子舞や竜舞
とともに、関羽を模した人形を乗せた
みこしが練り歩き、観光客らを魅了し
た。
【写真で見る】
華麗な舞を観光客らに披露する竜舞
一行は午後5時過ぎ、爆竹の破裂音と
ともに山下町公園を出発。関帝廟前を
通過して善隣門や横浜媽祖廟(まそび
ょう)を通って再び関帝廟前に戻る
1・5キロのコースを約2時間かけて
練り歩いた。獅子舞や竜舞の迫力のあ
るパフォーマンスが行われると、観光
客らからは歓声や拍手が起こった。
相模原市緑区の遠藤博次さん(77)
は「毎年見に来ているが、今年も派手
なパフォーマンスを見ることができ、
色も鮮やかできれいだった。来年もま
た来たい」と話していた。
関羽は信義を重んじるとともに理財に
精通していたことから、武神や財神と
して華僑らにあがめられるようになっ
た。関帝誕は、関羽の誕生日である
旧暦6月24日に合わせて毎年行われ
ている。
横浜の猛暑日、観測史上最多を更新
7月だけで10日に、8月以降も酷暑か
7/30(火) カナロコ
逃げ水現象が見られた横浜市内。
36.7度を記録し、今年初の
猛暑日となった=7月8日正午
ごろ、同市中区
今夏、横浜市中区で記録された猛暑
日(最高気温35度以上)の日数が
30日で計10日に達し、1896
(明治29)年以降の観測史上最多
を更新した。こうした日中の記録的
な高温を背景に7月後半は熱帯夜
(最低気温25度以上の夜)が10
日以上継続し、夜中に30度以上と
なった日もある。8月以降も高温が
続く見込みで、これまでにない酷暑
となる可能性が高まっている。
【写真で見る】
横浜で猛暑日が多かった年と日数
今夏の横浜では、7月8日(36・
7度)に初めて猛暑日になり、24日
以降は30日まで1週間連続で猛暑日
を観測している。今年最高の37・1
度まで上昇した29日が最も暑く、
30日は36・7度だった。
観測が始まって以降、横浜で猛暑日と
なった日数が最多だった年は2023
年(7、8月で計9日)だが、今年は
7月だけで記録を塗り替えた。
室内温度は約13度…新横浜スケート
センター、平日限定で入場料を無料に
猛暑対策で初、8月23日まで
7/30(火) カナロコ
KOSÉ新横浜スケートセンター
のスケートリンク
(新横浜プリンスホテル提供)
スケートセンターでひんやり快適に-。
新横浜プリンスホテル(横浜市港北区)
は8月1日、運営するKOSÉ新横浜
スケートセンター(同)で、平日限定
で入場料300円を無料とするキャン
ペーンを実施する。期間は同23日
まで。
【写真で見る】
新横浜スケートセンターの観覧席
同施設の入場料が無料になるのは初。
厳しい暑さの中でも、室内温度約13
度のスケート場で夏休みを満喫してほ
しいとの思いから実現した。4、18
日には氷遊びコーナーを設置。整氷車
で薄く削った氷の山で遊べるため、夏
でも雪遊びのような体験ができるとい
う
川崎競馬の厩舎と練習馬場、
平塚の神大キャンパス跡地への移転
方針を報告 関係機関と協議進める
7/30(火) カナロコ
川崎競馬小向厩舎
=川崎市幸区
神奈川県川崎競馬組合は30日の組合
議会臨時会で、川崎競馬小向厩舎
(きゅうしゃ)と練習馬場(ともに
川崎市幸区)について、昨年3月末
に閉鎖された神奈川大湘南ひらつか
キャンパス(平塚市土屋)跡地への
移転を目指す方針を報告した。移転
に向けて平塚市や関係機関との協議
や地域住民との合意形成を進める。
【写真で見る】
「川崎記念で優勝を」夢追い
かける女性ジョッキー
練習馬場など施設の老朽化が進んで
いた同組合は5月、同キャンパス売
却における優先交渉権事業者に選定
された。平塚市とは今月、移転に向
けた協議を持ち、安定的で長期にわ
たる継続的な利活用が見込まれると
して、おおむね好意的な反応を得た
という。川崎競馬の関係団体にも説
明し、移転に伴う要望などを聞き取
った。