南足柄市のふるさと納税、2年連続で
神奈川県内1位 28億4千万円、
アサヒビールが大半
8/30(月) カナロコ
南足柄市役所
南足柄市は30日、2020年度のふるさと
納税の寄付金額が、2年連続で神奈川県内
1位となったと発表した。市内に工場を構
えるアサヒビールの返礼品が人気で、寄付
の大半を占めている。
市総務防災課によると、20年度の寄付額は
前年度比1億7597万円増の約28億4188万
円で、県内2位の鎌倉市の約11億円を大幅に
上回った。返礼品は、アサヒビールスーパー
ドライ350ミリリットル24本入りの1ケー
ス(1万5千円)が約6万8千件で寄付の半数
を占めた。2ケース(3万円)が8802件、
1カ月1ケースを3カ月定期で届けるコース
(4万5千円)が6508件と続く。
同課によると、19年度から寄付が増えており、
「全国的にふるさと納税の認知度が高まって
いると同時に、コロナ禍で在宅時間が増え、
他自治体にはない返礼品が支持されたのでは
ないか」と推測する。
30日の定例記者会見で加藤修平市長は「協力
いただいている皆さまのおかげ。南足柄含め、
足柄地区の魅力を発信できれば」と感謝した。
市は9月3日開会の第3回定例会に提出する
2021年度一般会計補正予算案に、ふるさと
納税関連経費を9億2900万円上積みする。
横浜市の新市長に就任した山中氏が初登庁
「風通しのよい職場をつくっていきたい」
8/30(月) カナロコ
初登庁した横浜市の山中新市長(中央)
=市役所
任期満了に伴う横浜市長選で初当選し、新市
長に就任した山中竹春氏(48)が30日、
市役所に初登庁した。就任あいさつに立ち
「市民を幸せにするという目標に向かって
誠心誠意、努力していく」と抱負を語った。
【動画と写真】初登庁した山中氏
午前9時過ぎ、紺色のスーツ姿で登庁した山中
市長は祝福のために訪れた支援者に頭を下げ、
市役所に入った。
市会議長や副議長、各会派にあいさつ。市幹部
職員を集めた局区長会議に出席し、「一人一人
が互いを支え合い、風通しのよい職場をつくって
いきたい」と述べた。
横浜新市長・山中氏が就任会見
IR誘致「即時撤回」
8/30(月) カナロコ
初めての記者会見で質問に応じる山中市長
=横浜市役所
任期満了に伴う横浜市長選で初当選し、新市長
に就任した山中竹春氏が30日、就任会見に
臨んだ。公約としたカジノを含む統合型リゾー
ト施設(IR)誘致の撤回について、「即時
撤回の手続きを速やかに進める」と表明。新型
コロナウイルス対策として、ワクチン接種や検
査、医療体制の確保のための対策を打ち出すこ
とを明らかにした。
【動画で見る】少し固い山中新市長の初会見
山中市長は会見の冒頭、「市政を預かる責任の
重さを改めて痛感しており、身の引き締まる思
い」とあいさつ。「市民との対話を重ね、希望
の持てる社会の仕組み作りを行ってまいります」
と述べた。
会見では、今後予定されているIR誘致に関す
る事業者選定委員会について、「中止する」と
明言。選挙の公約で「全員実施」とうたってい
た中学校給食については、「目標は中学生の
方々がこの給食はおいしいと思えるものを提供
すること。(現在行っているデリバリー型給食が)
『冷たくておいしくない』ということであれば、
しかるべき体制を取るべきだと思う」と述べた。
さらに、横浜市立大教授からの転身で政治経験
がないことに関して「市民、市会、職員の方々
と連携し、理解を得るように努める」と話した。
風水害、地震…災害への備え多彩に紹介
茅ケ崎でフェア
8/30(月) カナロコ
災害への自助の備えをテーマにした
「ちがさき備えるフェア」
=茅ケ崎市役所市民ふれあいプラザ
9月1日の「防災の日」を前に、災害への自助
をテーマにした「ちがさき備えるフェア」が、
茅ケ崎市役所本庁舎市民ふれあいプラザをはじ
め、市内商業施設など計10会場で開かれている。
市の主催で5日まで。
【動画】茅ケ崎の隣市・平塚でバス停崩落
大雨で増水、歩道削られ落下
同プラザでは、市民の関心の高い風水害対策
やライフラインの地震防災対策をパネルで展示。
同市防災会議の構成団体の国土交通省京浜河川
事務所が関わる「川の防災情報」や、地点別
浸水シミュレーション検索システム(浸水ナビ)、
家屋倒壊等氾濫想定区域図など災害への備えに
役立つツールを紹介している。
災害発生からライフラインの復旧までの間、
食品などどのような家庭備蓄が必要か、一目
で分かるように説明したイラストもある。大規
模災害時、被災地支援に出動した県警や陸上自
衛隊などの活動の様子を紹介した写真パネルも
並べられている。
イオン茅ケ崎中央店やイトーヨーカドー茅ケ崎
店などでは、非常食や折りたたみ水タンクなど
の防災グッズを販売する特設コーナーを設けて
いる。市防災対策課は「日ごろから災害に備え
ることの大切さを展示や防災グッズを通じて
理解してもらえれば」としている。
横浜・山中新市長が神奈川・黒岩知事と
初対面 コロナ対策で連携重視
8/30(月) 2カナロコ
黒岩知事(右)とグータッチする
山中市長=県庁
横浜市の山中竹春市長は30日、県庁で黒岩
祐治知事と面会し、新型コロナウイルス感染
症対策などで連携を重視する考えを示した。
面会の冒頭、黒岩知事から就任して最初に取
り組む施策を尋ねられた山中市長は、「コロナ
対策とIR誘致の撤回」と説明。コロナ対策
に関して、黒岩知事が「神奈川モデルで連携
しないと、市民にマイナスになる」と協力を
求めると、山中市長は「効率的、効果的な施
策を打つのが重要。きちんと連携させていた
だきたい」と応じた。
また、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)
について、黒岩知事は「IR(誘致)は基礎
自治体が決めること」との考えを示した上で、
「われわれは(県として)その方針をサポート
する」と述べた。
面会後、報道陣の取材に応じた黒岩知事は、
山中市長が横浜市立大教授時代に県のヘルス
ケア政策に関わっていたことを挙げ、「すで
に分かり合っている状態からスタートできた。
非常に心強く思った」などと話した。
商店街にスズムシ箱
通行人に虫の音で癒しを
タウンニュース
取り組みを紹介する湘南銀座商店街
振興組合理事の石井さん
喧噪で疲れた心、虫の音で癒して――。
JR辻堂駅南口にある湘南銀座商店街(通称・
くまの森モール)で涼やかなスズムシの音色
が響いている。帰路に就く駅利用客らに心を
安らげてもらおうと、同商店街振興組合(小林
準一郎理事長)が企画した。
「The響of鈴虫atくまの森モール」と題
した取り組みで、スズムシの入った虫かご12箱
を商店やビルの軒先に設置。夕方ごろから計約
500匹が風情ある音色を響かせる。
スズムシは理事の石井英樹さん(71)が育てた
もの。冬の間湿度などを管理したところ、800
匹近くふ化。近所の保育園などにも配付した。
石井さんは「コロナでイベントもことごとく中止
になってしまった。少しでもほっとしてもらえ
たら」と話した。設置は9月12日まで。
平塚産ビールでコラボ
ラスカホップ×出縄ホップ
タウンニュース
イグドラジル・ブルーイングで皮むき作業
を行うラスカ平塚スタッフら
「平塚を盛り上げよう」と、ラスカ平塚で育
てた「ラスカホップ」と、市内出縄のいかす
圃場で豊田高博さんが育てた「出縄ホップ」
を融合させ、無農薬ビールを生産する取り組
みが行われている。8月12日にはラスカ平塚
で「ラスカホップ」の収穫体験が行われ、子
ども連れなど10組16人が参加した。
ラスカホップは、同店の屋上庭園で無農薬
栽培されている。昨年から栽培が始まり、
今年はプランターの日当たりや土を改良し
たことが功を奏し、鈴なりにたくさんの実
がついたという。
また18日には、夕陽ケ丘のクラフトビール店
「イグドラジル・ブルーイング」で皮むき作
業が行われた。作業にはラスカ平塚のスタッ
フをはじめ、豊田さん、(株)いかす代表の
白土卓志さんらも参加。ラスカホップと出縄
ホップのコラボビールは、9月中に醸造され
ラスカ平塚のイベントや、イグドラジル・
ブルーイングなどで販売される予定。