「躍進の年に」愛川町役場に手
作りの「辰」オブジェ 迫力満点、
古い消防ホースでうろこ表現
12/30(土) カナロコ
愛川町役場正面入り口
に登場した「発展の辰」
神奈川県の愛川町役場本庁舎(同町角田)
の正面入り口に、来年の干支(えと)の
「辰(たつ)」のオブジェが登場した。
町消防本部職員が手作りしたもので、
今年の干支のウサギと並んで来庁者を
迎えている。
「発展の辰」と名付けられたオブジェは、
高さ約1メートル、長さ約1・4メート
ル。台座に「火の用心」「無病息災」の
札を立て、町民に年末年始の安全を呼び
かけている。深緑色のうろこに覆われた
体に金色の角、真っ赤な舌、右手に銀色
の玉を握りしめ、迫力満点だが、どこと
なく愛らしさも漂う。
町消防本部半原分署第2警備隊の10人
が、10月下旬から約2カ月かけて制作。
針金製ハンガーを再利用して作った骨格
に和紙を貼り、着色した。古くなった消
防ホースを切って一枚一枚作った体表の
うろこは、ホースの粗い質感が本物らし
さを演出している。
第2警備隊の徳永雄二さん(50)は「迫
力あるものにしようとした。辰は上に飛ぶ
イメージなので、町民の皆さんにも躍進の
年にしてもらいたい」と話していた。「発
展の辰」は来年3月末まで展示。1月6日
の町消防出初式でも披露される。
横浜・みなとみらい着工40年
最新技術、社会を照らす光に
12/30(土) カナロコ
横浜都心臨海部を舞台とした
イルミネーション「ヨルノヨ」
=22日午後6時半ごろ、
横浜市中区
着工40年を迎え、新陳代謝を繰り返
す横浜・みなとみらい21地区の一角。
最新技術が繰り出すまばゆさに、足が
止まる。
光を求めるのは世を覆う暗さゆえか。
物価高に苦しむ生活、風通しの悪い
組織…。「政治とカネ」の醜悪さは底
が知れない。
一方で、確かな輝きもあった。難病当
事者の作家が健常者優位の社会を文学
で撃ち、球児は「エンジョイ」を合言
葉に躍動した。
多様を強みとする時代の兆しも見た1年。
迎える2024年は、小さくとも社会を
照らす一歩を踏み出したい。
スーツケースから身元不明の男性遺体
川崎・多摩川、警察署員が回収し確認
12/30(土) カナロコ
遺体が入れられたスーツケースが
発見された川崎市川崎区殿町付近
=30日午後3時40分ごろ
29日午後10時10分ごろ、川崎市
川崎区殿町付近の多摩川で、釣り人か
ら「大きめのスーツケースがある」と
110番通報があった。
【別の写真を見る】遺体が入れられた
スーツケースが発見された川崎市川崎
区殿町付近の多摩川
30日午前、川崎臨港署員らが回収した
スーツケースから成人男性の遺体を確認
した。神奈川県警は司法解剖をして、死
因や身元の特定を急ぐ。
捜査関係者らによると、遺体は短髪で
中肉中背だったという。県警はこの男性
が何らかのトラブルに巻き込まれたとみ
て、捜査を進める。
鎌倉舞台のアニメ「オチビサン」
ラッピングタクシーが登場
12/30(土) カナロコ
オチビサンが描かれた
タクシー
人気漫画家の安野モヨコさんが鎌倉を
舞台に描いた作品「オチビサン」のラッ
ピングタクシーが今月から、神奈川県
鎌倉市内にお目見えした。
鎌倉駅西口周辺を中心に利用されている
「鎌倉スマイル」(同市笛田)のタクシ
ー10台の側面にオチビサンと仲間たち
が描かれ、「みんな 交通ルールを守ろ
う!」と呼びかけている。
オチビサンは鎌倉のどこかにある架空の
「豆粒町」が舞台で、主人公のオチビサ
ンとその仲間たちの楽しい生活や鎌倉ら
しい風景が描かれている。10月から
アニメが放送されている。
【追う!マイ・カナガワ】
「家計苦しくなった」は8割超
相次ぐ値上げの1年、9割が物価
高騰を実感
12/30(土) カナロコ
値上がりを感じている
ものは何ですか?
物価高が続く中、神奈川新聞「追う!
マイ・カナガワ」取材班は「マイカナ友
だち」にアンケートを実施した。年末年
始のイベントシーズンを前に、食費や燃
料費などの生活必需品に関する値上げを
実感している声が多く寄せられた。
アンケートは8~11日に実施し、340
人が回答。「この一年、物価高騰を感じ
ますか?」の質問に、9割(304人)
が「感じる」と回答した。
「値上がりを感じるものは何ですか?」
の問いには、「食費」の回答が最も多く、
次いで「燃料費」「光熱水道費」「日用
品費」と続き、生活必需品の値上げに対
する実感が「レジャー費」「服飾費」な
どよりも目立った。
「この一年の物価高で、家計に対する影響
はありますか?」の質問には「苦しくなっ
た」が半数を占め、「非常に苦しくなった」
と回答した人と合わせると8割超が家計へ
の圧迫を感じていた。
平塚の寺でさい銭約500円
盗んだ疑い 元住職が目撃も
…逮捕の女「私は盗んでいません」
12/29(金) カナロコ
平塚警察署(資料写真)
神奈川県警平塚署は29日、窃盗の疑
いで、平塚市内の無職女(52)を現
行犯逮捕した。
逮捕容疑は、同日午前8時55分ごろ、
市内の寺院で、台の上に供えられていた
現金約500円を盗んだ、としている。
女は「私は盗んでいません」と容疑を否
認している。
署によると、元住職が現金を盗む姿を目
撃。逃走した女を住職と一緒に追い掛け、
近くのコンビニで署員に引き渡したという。
防災の課題解決へ中学生らがアイデア
横浜市港北区と慶応大院が連携
12/29(金) カナロコ
防災サービスについて議論を交わす
参加者たち=9日、横浜市港北区の
慶応大日吉キャンパス
横浜市港北区と慶応大大学院システム
デザイン・マネジメント研究科(慶応
SDM)が連携し、地域防災の課題解決
に向けたアイデアを考えるワークショッ
プ(WS)が開かれた。「防災の自分事
化」をテーマに掲げ、区内の中学生がア
イデアの芽を持ち寄り、さまざまな思考
の枠組みを用いて同大大学院生や区職員
と共に防災サービスとして具体化してい
った。
【写真で見る】地下に潜む治水の鍵
鶴見川上流の貯留トンネルで見学会
「人流データから通行止めの情報を表示
させた方がいい?」「いいね、それも書
こう」。9日に同大日吉キャンパス(同区)
で開かれたWSで付箋紙とペンを手に議論
するのは、市立高田中(同)の2年生8人
と、大学院生、区職員の混合チーム。災害
時に配慮が必要な架空の人物の視点で意見
を出し合い、1枚の大きな紙に可視化して
いく。
アイデアの検討に活用したのは、慶応
SDMが構築した「システム・デザイン
思考」。当事者の視点で多様なアイデア
を生み出す「デザイン思考」と、物事を
俯瞰(ふかん)して体系的に捉える「シ
ステム思考」を融合させた思考方法で、
複雑な課題解決に適しているという。
事前に高田中の2年生約110人が実施
したWS第1弾では、学校周辺を歩いて
災害時に住民が抱え得る困り事を検討。
耳が不自由な子どものために「避難場所
までの道を光らせる」アイデアや、転居
してきたばかりの住民を想定した「ゲー
ム感覚で町を探検できるアプリでの避難
対策」などの解決策を考えた。
9日の第2弾では、第1弾で出された
アイデアを基に、混合チームが防災サ
ービスの設計に着手。いつ、どこで被災
して何をするといった状況設定から始ま
り、利害関係者の分析、情報やお金の価
値の流れなどを可視化する分析を行った。
情報が一カ所に集中したり、逆にお金が
一カ所からのみ出ていたりすると持続可
能な仕組みにならないため、チーム内で
分析を繰り返し、実現の可能性を高めて
いった。
アイデアは1分間の寸劇で披露。ある
チームは、ライブ会場から帰宅中の土地
勘がない留学生を避難させるために、
一時受け入れ施設を青く光らせた。別の
チームは、耳の不自由な、子連れの住民
がスーパーで被災したと仮定。ショッピ
ングカートに避難ガイドを表示させ、他
の住民も誘導できるよう旗を出す仕様に
した。かごに載せていた加工品は物資と
して避難所に運んでもらう想定という。
中学生も自らの経験などを基に積極的に
発言し、「最初は抽象的だったアイデア
も具体的になった」などとWSを振り返
った。視察した漆原順一区長は「システ
ム・デザイン思考は地域を考える上で、
課題を設定し、解決のヒントが得られる
ツール。連携により、つながりをつくれ
ることもすばらしい」と語った。WSで
生まれたアイデアは今後の企画検討に生
かされるという。
仏塔模した鏡餅、高さ50センチ
大津・石山寺で本尊にお供え
12/30(土) 毎日新聞
鷲尾龍華座主が餅とミカンを
交互に重ねて完成した鏡餅
=大津市石山寺1の石山寺で
2023年12月30日午前8時38分、
新年を前に、大津市石山寺1の石山寺で
30日、仏塔を模した鏡餅が本尊の如意
輪観音菩薩(ぼさつ)像(重文)に供
えられた。
【写真】奉納される巨大鏡餅
同寺の鷲尾龍華座主(36)が餅25個と
ミカン20個を交互に重ね、その上に昆布
や串柿、ダイダイを載せて、高さ約50セ
ンチの鏡餅が完成した。独特の飾り方は
古くから同寺に受け継がれてきたという。
鷲尾座主は「今年はコロナ禍が明けたの
で、4年ぶりに地元の人たちとついたお餅
をお供えできて良かった。(世界で)争
いごとが終わっていないことを重く受け
止めながら、来年は人の心に平和が戻っ
てくることを願う」と話した。鏡餅は1月
3日まで本堂に供えられ、4日に鏡開きする。
栃木・安住神社に巨大な“鏡餅”奉納
新年を迎える準備
12/30(土) 日テレNEWS NNN
栃木県高根沢町の安住神社には、
今年も立派な鏡餅が供えられました。
五穀豊穣に感謝し神主がフォークリフト
で運んできたのは、巨大な鏡餅。毎年
この日に神前に供えられています。
八俵ものもち米で作られたこの巨大な
鏡餅は、重さ700キロ以上。この重さの
ため、下の2段はフォークリフトで運び
ます。
一番上のお餅を巫女たちが担いで運び、
みかんの代わりに晩白柚をのせて新年を
迎える準備ができました。
高さ90センチの巨大鏡餅、来年の節分で、
参拝客らに振る舞われるということです