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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

七五三、閏長月、下弦・小潮。

2014年11月15日 | Weblog

 七五三とは、子どもの成長を祝う行事で、江戸時代以降、庶民に広がった。三歳で、男女とも髪を伸ばし始める『髪置き』、五歳では男の子だけが、袴をつける『袴着』、七歳では女の子だけが、大人の帯を締める『帯びとき』の行事である。

 宮中での通過儀礼として、伝統の中で受け継がれてきた。江戸時代にしろ、昭和でも、食事の栄養のバランスは皆無であったから、幼くして命を落とすことが多かった。育たないのであるが、原因は病気に因ったり、栄養失調だったりした。

 現代では、煌びやかなショーのようで、神社の境内は艶やかだ。我が家の孫等もご他聞に漏れず、早くから予約して写真を撮り、本末転倒の恰好であった。婆の言うこと等、聴きません。この日を無事に迎えられたことを、感謝する日なのに。

 時代が変わっていくのだし、よそ様のことなので、口出しはしないが、何とも様変わりの有様に唖然とする。日本人の心よりも、地球人の気持ちだろう。我慢を強いることより、一生に一度のイベントで派手にする。成人式が想いやられる気分。

 暦には、着物の日・蒲鉾の日・お菓子の日とある。随分とあるんだね。旧暦では、閏九月二十三日。Aさん家のお孫さんも三歳で、お祝いされている。着物は借り物らしいが、心の底から成長と健康を祝っていよう。質素であるが真心が籠もる。

 我が家の孫の、学習発表会で、朝出かけていた。2時間ほどの観覧だったが、人数が少ないので、精一杯の演奏だ。それにしても、小さな子には、親が同席すべきで、注意もしなければ、ほったらかしにたまげた。厭きた子は外で遊ばせてくれ。

 これが新入生で入ってくれば、客席が気になってしまうだろう。運動会の時にも、演技の邪魔をしていた。親の躾が疑われる。恥ずかしいとか、申し訳ないという態度は見られず、他人の振りで観覧していた。何か違う気がしてならないのだが。

 暮れゆく夏の夕方。何時までも、太陽が沈まないでいる。藪蚊に刺されながら、花々を眺める。涼しい・・・。

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