夏の大三角が、天頂に来ている。何という煌めきだろうか。愛車から下りて、見上げる星の瞬きに、雑念を払う。疲れが蓄積して気分は下降線。仕事もきつかった。介護職の給料は安いのに、更なる追い討ちで、下げようとしている。
本来は、家人が看るべきのを、金をもらって世話しようとしたことから、路を外した。金儲けには何等かのリスクが伴う。経営者の手腕もあるが、そこで働く従業員の質も問題。真面目に対処していても、さぼっていても給料は同じ。
自分の信念を持ち、挫けないことが大切だが、心は何時も折れそうになる。同じ人間であるのが、被害者と加害者の関係になる。家族はもっと真剣に、親のことを考えよう。他人に丸投げは何か間違っている。更には、薬漬けは駄目。
Aさんは、枇杷葉茶を飲みだして、丸八年経ったそうだ。根気がなかったのも、病気からだが、よくもまあ続けて来られたものと感心する。その内挫折するだろう、とも思っていた。5年が過ぎた頃から、少し突き放してみたが、持続中だ。
自然治癒能力は、自分から治したい想い、治そうとする力が必要で、幾ら他人が言っても、効き目は薄い。生かされていることの有難みを感謝し、自然体になることも大事だ。食事も、規則正しく摂り、体の維持に努めることも必須だ。
枇杷葉茶で、抗体と免疫の増進が図られ、血液の浄化が行われて、肉体が若返る。時間はかかるが、副作用がない。細胞が体内で活性化するのが、日々実感できる。これ程に枇杷葉茶の威力を感じようとは、想ってもみなかった。
雨に濡れた花芽の香りもいいが、夕方の闇に広がる馥郁とした匂いも佳い。体中が匂いに包まれて、舞い上がっていくような気分だ。こんなにやさしい香りは、枇杷葉だけであろう。花の姿と、匂いとが直ぐ結び付かない。幸せを感じる。
初夏の庭に、弾けるエネルギーを知る。たくさんの花の囁きも、弾ける笑い声も、妖精のものだろうか。







