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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

廻る季節に想う

2010年07月07日 | Weblog
 子どもの頃には、七夕さまは8/7にしていたから、前日の早朝に起きて、稲の葉先の夜露と、芋の葉の露とを集めて、墨を磨り、短冊に願い事を書いていた。夏休みでもあり、日がなすることもないので、渋々だがやっていた。時代も季節も変わって廻り、七夕さまは今日の日らしい。今夕は、雨こそ降ってはいないが、曇り空である。彦星と織姫が出会える筈もない。また天の底が抜けたか?という土砂降りには、行方不明が落である。

 何も浴衣を着ていなくとも、万葉集を諳んじなくてもいいではないか。同じお祭りをするのであれば、七夕の由来と、彦星と織姫を、遭わせてやってはくれまいか。二人が遭えないことが、結果として障りになっているような気がする。いつでも夢を見ていたら、能天気に終わってしまうが、何の1年に1回である。それも数時間のことではないか。カササギの橋を架けたとしても、引き裂くよりはいいように思う。

 今日は、光瀬龍の亡くなった日だ。十数年前の午後4時37分頃、現世から浄土にあがっていった。私は、お別れに来てくださった師の姿を、はっきりと覚えている。その1ヶ月前には、ご自宅に帰られていたのか、酸素吸入をしながら、電話口に出てくださった。温かでやさしい師であった。まだ一度も鎌倉の墓所を訪れていないが、師の想いを感じることが間々ある。仏前へのお供えを欠かさないよう、送らせてもらえるのが救いです。

 夏の時期の枇杷葉は、剪定するのを控えます。移植もしないのがいい。夏分には葉や根が充分に伸びていって、冬の開花に向けて、秋には苞を作ろうとしています。その大切な養分補給の時期です。命の元を断たないようにしましょう。この時期、収穫が終わって、お礼肥をやります。鶏糞を入れてやります。枇杷葉茶の出し殻も混ぜておきましょう。

 このところAさんが、枇杷酒を甚くお気に召されて、顔は勿論のこと、腕や首筋にスプレーしている。虫刺されによかった。とのことで、せっせと塗っている。最初の時に話していたのだが、お茶でいい。と言われたので、もっぱら飲んでもらうことに集中していた。花芽茶もAさんにかかると、あっという間になくなる。いやいや、いいのですよ。しかしここにきて困った。在庫がなければ、どうすることもできない。

 手品でも、マジシャンでもない。現物がなくては、持って行くことができない。来年のことがわからないから、自然のことは当てにはできないのだ。まあ、それでも。何とか1年を凌いでくれれば、目処はつく。我が家の枇杷葉も、育っていっているし、Aさん御自身の体調も進歩があると言うもの。

 サルビアの花が、昨年の零れ種で発芽して、育って行き、花を咲かせている。人間も病を経て、悟る所もあるのではないか。自分自身に対しての、日々の努力を重ねていこう。白いダリアです。先日は、ナメクジが然もおいしそうに、花弁を食べていた。糠と塩で甘いのだろうか?
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