2007-0903-yts446
枝切ればかたき緑に身をつつみ
海の石榴の果あらはる 悠山人
○短歌写真、詠む。
〇海石榴。椿。つばき。ここでは、古代に「うみざくろ」と発音していた、という一説に拠る。職人が入って枝透かしをしたら、まだ青い果実が顔を出した。(葉と未熟果の)緑、(海の)青、(石榴の)赤、(熟した果の)茶の色。
¶果(さくか)=「さっか」とも。「乾果の一。乾性の子房の発達した果実で、熟すと縦裂して種子を散布する。」(『広辞苑 第五版』) 難しい説明文ではある。
□短写446 えだきれば かたきみどりに みをつつみ
うみのざくろの さくかあらはる
【写真】枝の切り口が真新しい。3mほどの高さを寄せる。前に同じ。