百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

アスパラは売り手市場

2010-06-20 18:27:56 | Weblog

 6月20日  平成17年1月1日より 2,029日目
              歩いた歩数         その距離
         本日         15,117歩          10,582m
         総計   28,003,106歩  19,602,174m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコに入境エルズルムに向かう。後94,133m

 先日のかのえさんの「おらほの方言」にも出て居たが、アスパラは、今年は天候の不順やら病気が蔓延したとやらで、何処の家でも『反作ダ』「3分の1ダ」などと不作を嘆いていて大方の農家はもう収穫を中止してしまった。私の家でも毎年買っていた家からも音沙汰がなく、例年送って居る親戚・知人への発送を諦めて居た。

 ところが昨夜、「毎年買って貰っているが、今年は不作で何時ものようには出来ないが、あす3kgで良ければ用意します。御入用ですか?」と電話が入った。生憎誰も居ないのだが、咄嗟に「はい。頂きます」と返事すると「では明日午前中に採り来て下さい。待ってます」と。

毎年取引して居たママは志賀高原で研修中、帰宅した妻に話すると、欲しいが明日はMさんの葬儀で、お斎にも着くことになって居るので貰いに行ってられない、と。そこでパパに矢が廻った所、明日は朝6時から町のどぶ掃除だという。どぶ掃除が終わってから取りに行って貰いたいと言うと、その家は知らないという。そこで志賀のホテルに電話してアスパラの家を聞き、やっとパパに行って貰い事にした。

値段も判らないので妻は1万円札を渡してそそくさとMさん宅へ出掛けた。わたしがウォーキングから帰ると、アスパラと釣銭が置いてあった。

 売り手市場とはこのことか!売る人が数量を決め、買い手は値段さへも切り出せない。戦後の食糧難の時を思い出した。


知人の死

2010-06-19 17:18:22 | Weblog

  6月19日  (土) 
          平成17年1月1日より 2,028日目 
                                      歩いた歩数          その距離
               本日          14,059歩             9,841m
            総計   27,987,989歩   19,591,592m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコに入境エルズルムに向かう。後104,715m

                                    

                                    

  妻の同級生のMさんの訃報が入った。16日に妻が興名護の佃煮を持って訊寝た時、玄関の戸が閉まっていたし、普段開いている筈の庭の戸も締まって居たので、若しや入院でもしたのかと私に告げたが、翌日電話して確かめたところ、昨日その時間には買い物に出掛けて留守にして居たので、具合が悪かったのじゃ有りませんとのことで一安心して、それじゃこれから煮ものでも持って遊びに行くと話したら、今お客が来て居ると言われた。木曜日には創価学会の集会があるのだと気付いて訪ねて行くことを止めた、という。

 最近、頭の具合が良くないので「ノーシン」を飲んで居ると話していたし、ズクが抜けて庭の草取りもシルバーに頼むつもりだ、などと言っていたので心配していたが元気な声を聞いて安心しきっていた所に、長野の弟さんから昨日死んで今夜のお通夜明日の葬式となってしまった、と電話を貰ったがとてもホントとは思えなかった、と涙ながらに私に告げた。

 妻と彼女は小学校からの同級生で、戦時中19歳の若さで結婚、早くに離婚し以後独身を通し、永く有能な事務員として勤めたので悠々自適の年金生活だったが、子供が無いので心の拠り所に創価学会を信じていたようだ。その間、妻との交流が益々深まって行くばかりだった。妻の落胆振りも一方ではない。

 聞けば、学会の皆さんが引き挙げて二人の方に漬物を差し上げたいので待って欲しいと頼み、勝手に漬物を取りに行って倒れたという。倒れた音に気付いた二人が救急車の手配をして呉れたという。その親切さが無かったら、みんなが引き揚げた後、独り寂しく死んでしまった事だろう。

 「ピンピンコロリ」は高齢者の願うところ、しかしその願いの適う人は百人に一人しかないという。その一人となった事は考えによっては良かったと云えない事は無い。今はそう思うより仕方がない。合掌!


老大OB26会旅行②

2010-06-18 20:07:39 | Weblog

 6月18日 (金) 
        平成17年1月1日より2027日目
                   歩いた歩数              その距離
        本日             3,391歩           2,374m
        総計 27,973,930歩 19,581,751m
 パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコに入境エルズルムに向かう。後114,556m 

  爽やかな高原の夜明け、さすが飯山盆地とは違い清涼感が身に滲みる。温泉に浸り妙高を眺める。活力の漲りを感じる。同志がやって来て朝酒を酌み交わす。旅ならではの交歓に心が通い合う。

 朝食の後、今日の訪問先、戸隠に向かう。頭の中で回想出来るほど通い慣れたコースで新鮮さは無い。しかし旅行幹事さんは自由見学と言ったが今まで関心をもたず素通りして居た戸隠民俗館の見学に全員が応募した。

時間つぶしと思って入った民俗館で昔自分たちが使っていたもの・履いていたもの・子供心に関心のあった道具類に次第にのめり込んで行った。展示品の時代的な範囲収集した資料の多さに圧倒され感動した。

              
                       民俗館見学

              
                         大鋸

 続いて「戸隠流忍法資料館」では戸隠・飯縄に伝わる修験道の荒行に加え、飛長鳥術・銛盤投術等の忍術修業の末、編みだした戸隠流忍術の流れ、また数々の忍者が使用する撒き菱・手鉤・鎖鎌・吹き矢・手裏剣等の忍具などの展示に、漫画でない本物の忍術に感動した。

 そして最後に入った『忍者からくり屋敷』の奇想天外な仕掛けにはまってしまった。入ったら最後、どの部屋も出口が無く、それを探し出して次に部屋に行く、そのスリルとそのからくり発想の素晴らしさに惑わされた。壁の板戸が出口の戸であったり、掛け軸の飾ってある床の間を横に押して出入りしたり、座敷の真中に在る火鉢を畳み毎ずらすとそこに階下に続く階段になって居たりといった具合。からくり屋敷に独りで入ったなら誰もが出ては来れまいと思った。もっとも驚いた部屋は入っただけでめまいがして頭がおかしくなり、部屋の中に進もうにも進めず、這って畳みの縁に爪を立ててやっと行っても力を抜くと入り口に滑り落ちてしまう有様に大勢で呻き騒ぐ。なんとも奇妙な忍者屋敷に、単調な今回の旅行もここで一気に盛り上がった。

 ここで時間を潰したので、奥社への参詣は割愛して中社の参拝の後、岩戸やでそばを賞味、帰途に着いた。「早いお帰りだ事」と家族に冷やかされた。しかしデジカメで撮った「からくり屋敷」の動画はよい土産となった。


老大OB26会小旅行

2010-06-18 16:34:54 | Weblog

  6月17日  (木) 
         平成17年1月1日より 2,026日目
                     歩いた歩数        その距離
              本日           12,032歩          8,422m
          総計   27,970,539歩  19,579,377m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコに入境エルズルムに向かう。後116,930m

               
                        赤倉ニューホテル

               
                            妙高山

               
                            宴会

  老大OB26期生の小旅行の日。卒業生74名中今回の参加者は20名。企画された当番班長さんは責任を果たしてホッとしたことと推察する。死亡や病気の会員も出たり、他の行事と重なって都合のつかない会員もあるだろうが、それにしても物足りない気がしてならない。

 14・15日に行われた市老連の研修視察(旅行)と比べて、企画に工夫が足りないようだ。わらび採りやマレットゴルフを勧めながら午後の出発とは如何にも腑に落ちない。朝から行って、午前中にやり、午後は入湯してゆっくり休むなり、翌日回る戸隠行きを朝からやって、わらび採りやマレットゴルフは翌日やる手もあったように思う。会費と内容を天秤にかけて、内容の貧弱さに不参加を決め込んだ会員もあったのじゃないだろうか?

 男性10人女性10人と均衡がとれて和気藹藹とかんだんできたのも良かったし、ワラビ狩りも3:3で楽しくできたのも良かった。わたしは安いデジカメで動画を沢山撮れたので大いに満足した。途中の風景からわらび狩り・宴会まで入って、家で待っている家族への大きな土産ができたと喜んでいる。


わらび

2010-06-16 22:04:00 | Weblog

  6月16日  (水) のち ①
        
平成17年1月1日より 2,025日目 
                                   歩いた歩数        その距離
        本日             15,664歩         10,965m
          総計   27,958,507歩  19,570,955m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコに入境エルズルムに向かう。後125,352m

              
                      堤防で蕨採る人 

 朝のウォーキングで安田側の堤防を歩いていた時、突然軽四輪に追い越された。車は車道の左側を走るものと思って居たので慌てて避けたが、追い越したにもかかわらず何時までも歩くようなスピードで走っていた。そしてバス停前で停まると一人の男性が降りて堤防の坂を下り始めた。

 やっと判った。彼は私と同じ思いだったのだ。私は雨が止んだ今、きっと堤防に蕨が顔を出すだろう。明日の旅行から帰ったら蕨採りをしよう。だが旅行中に誰かに採られてしまうかも知れない、そんなことを考えながら歩いていた矢先、この男性に先を越されたのだ。やられた、と思った。しかしこの男性の素早い行動には驚いたよりも感心した。何事にも愚鈍でスローモーな土地柄にこんな男の姿を見て頼もしささえ感じた。

 蕨の思い出は沢山ある。若い頃、沼の池(今の希望湖)畔で妻と二人でリンゴ箱いっぱい、大量の蕨を採った事、その後、富倉や栄村を廻って蕨を買い付け、大きなコンクリートの水槽に塩漬けした事、あまり大量で売り先に困った事、この水槽に落ちた雀を一晩中抱いて寝て、元気よく巣出立たせたこと、中国で御馳走と言って出された蕨のこわくて不味かったこと、栄村の蕨に敵うものは無いと自負していたが、シベリヤ産の蕨の塩漬けが柔らかで採り立て同様で美味しいと脱帽したことなど、思い出すたび昔が懐かしい。

 歩け歩けで藤沢から土倉への坂道を登っていて、蕨の群生して居ることを見た。歩け歩けの主催者Mさんに話すと、村の人たちはあの蕨を刈り取って、一周間程で蕨の柔らかなのが採るんですヨと教えて呉れた。アスパラと同じように、採れば何時までも若い芽が出るのだという事をこの時、初めて知った。千曲川の堤防の草刈りが済んで一週間余り、昨晩の雨で蕨の二番芽がそろそろ芽吹く頃と判断したが、その道の人達の思いはみんな同じようだ。