6月24日 (木) ①
平成17年1月1日より 2,033日目
歩いた歩数 その距離
本日 14,604歩 10,223m
総計 28,047,749歩 19,633,424m
パキスタン・アフガニスタン・イランからトルコに入境エルズルムに向かう。後62,883m
梅雨に入ってぐずついていて心配で、リックには真っ先に雨具を用意していたが、今朝は快晴。JAの広場に集まった同志を見てまず驚いたのは殆どが女性だった。「斑尾」なんて生まれた時から見て居る山、改めて男の挑戦する山じゃないのか?と思ったが、考えて見ると、最近の会合は殆どが過半数を女性が占めていることだ。
『女性が多いですね』と感想を述べると、「男は働きづくめで、年とって勢いがなくななったのでしょう」「他人との付き合いに疲れてウチに閉じ籠っているネ」「何処かに行こうとすると、オレも行く!と着いて来る」「私が出掛けようとすると、何時に帰る?といつも不安そう」などと男性の消極性を批判する。
バス2台で斑尾山麓の駐車場に行き、2名のインストラクターの案内で山登りを開始。前に立ちはだかるのは上級コースの急坂のスキー場。この急坂を真っ直ぐに登ることになった。ポールで支えながら登って行くが、力が入らないと前には進めない。いや戻されてしまう。容易く登りきれると舐めて掛ったが、だんだんと自信が無くなって行く。
若い女性は蕨を採りながら登って行く者も居るが、私はうしろに引かれる重力を感じながら、ただ我武者羅に一歩一歩登って行く。私が最高齢者という事で、JAの職員と救護員と思われる女性が、私の後からついて来る。監視されて居るようで弱身は見せられない。しかし山登りだけが仕事ではない。もう一つ、デジカメで苦しい山登りを動画で撮り続ける仕事がある。立ち止まって撮影する度に置いて行かれる。
やがて頂上が直ぐそこと思われる地点で休憩。インストラクター曰く「遂に半道中になりました。頑張りましょう!」と。もうあと僅かと思っていた私はすっかり闘志を失って齧っていた胡瓜を投げ捨てた。それからがきつかった。息を吸う吸う・吐く吐くの2動作でと指導されたが、そんな余裕はなく、動悸も激しく、ただ「ハァーハァー」のみ。
やがてスキー場の最高点リフトを過ぎた辺りから、ジグザクコースとなって、歩行が楽になり、『ごぜんたちばな』の群生を見つめる余裕も出来、あと頂上まで0.5kmの標識に達した。前山の頂点に着いたのだ。この後は順調、監視の目を振りきって、スタコラサッサと頂上へ。彼の女性は栄養剤でも飲んだの?と尋ねて、誉めて呉れた。
一般に頂上では広い視野が広がって見晴らしの良いところだが、斑尾山の頂には木が生い茂っていて山頂に辿り着いたという気分ではなかった。山頂の標識の前で記念の写真を撮って貰っただけでそれから0.2kmの「高標山?」に移動、ここで全員記念撮影。妙高や赤倉を望み、眼下に野尻湖に浮かぶ白帆のヨットなどを見降ろしてやっと山登りの快感を味わった。
途中、銀鱗草を見たり、竹の子を探したりしながら良い天気に恵まれたことに感謝、頂上到達の満足感にひたりながら下山。途中、『静間水源地』「清川水源」などの標識に元気づけられながら「まだらおの湯」へ。生ビールのジョッキで乾杯、温泉に浸かり、85歳の健康をしみじみと味わった。疲れたが今生の佳き思い出の日となった。良い冥土の土産ができた!一日となった。
寛平さんアースマラソン 6月24日 555日目
トルクメニスタンの最初「の町「マリ」についた。此処は砂漠の真中にあるにも関らず、農業に力を入れている町で、特に「すいか」「メロン」「ぶどう」「綿」が特産品だという。
走行距離 20.0km
所要時間 3時間18分
総移動距離 32706.3km