百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

京都修学旅行②

2006-10-04 12:21:38 | 老人大学

 10月3日  (火〕 
           平成17年1月1日より641日目
                                   歩いた歩数   其の距離
           本日         16,547歩       11,583m
            総計   9,201,482 歩   6,441,037 m
   武漢から九江・景徳鎮・黄山を経て南京を目指す。黄山まで214,113m          

          本日景徳鎮に到達する ことが出来た。

 私は旅行の際は、必ずその土地を歩き廻ることにしている。同じ団体の人より多くの知識を得ることが出来るし、また健康にもよい。今朝も5:10ホテルをでる。坂を下って国道まで歩いたが温泉ムードに出会うことはなかった。その交差点の大きな看板に9軒のホテル名が記されていた。ホテルを探そうと引き返した。右手に白い大きな建物群を見たので回ったが鉄材の加工施設だけだった。ホテルまで引き返して今度は坂道を登ることにした。しばらく行くと「温泉スタンド」があった。カードを入れると2分間で400㍑と200㍑の温泉がでるという施設だった。効能書きにラジウム泉とあった。最初の発見だ。

 中湯の花というバス停に大きなホテルがあったが、入湯客の姿はない。傍らに、「無断で立ち入りを禁ず。破産管財人 弁護士何某」とあった。さらに行くと大型のホテル点在していたが、遂に土産品を売るような商店街を見ることは出来なかった。

 湯の花温泉には所々に赤鬼・青鬼がたっている。遂にその訳を知る看板に出会った。「昔、高僧がこの土地に立ち寄ると妖気を感じ、持って居た桜石を投げると山が割れてその谷に多くの鬼たちが落ちて埋められた。それから鬼の涙で熱い温泉が出るようになった」という由来が書かれていた。

 それにしては土産品を売る商店街もなく、小さな温泉宿も見当たらない。古くからの温泉とは考えにくい。いまは兵庫国体で全国から来た若者で賑わっているが・・・。 

  朝食が終わって近くの漬物屋で買物。信州からきて漬物でもあるまいと思っていたが、思いのほか盛況に驚いた。お年寄りは買い物が好きなようだ。肝心の「千枚漬」がないというのに。 わたしは差し出された見本を食べ、トイレを借りたのみ。非客さん!

          
                   松尾大社で

  いよいよ酒の神様「松尾大社」の出番。神官の厳かな説明をたっぷり聞いたが、私は無神論者、作り話に興味がない。大屋根に千木のないのが「松尾造り」とか。

 さてご自慢の「松風苑」という三つの庭園。さる庭園の大家が心血を注いで作ったというお庭を拝見して驚いた。これが「現代最高の芸術的作品」と威張って講釈するが、石は吉野川の青石。だいたい、山水の庭に「川の石」を使うなんて常識じゃない。これじゃにやけて日本の庭じゃない。曲水の庭は平安時代を模したと言うが全面造られた石で敷き詰められていて何年経っても苔の生える余地もない。

 蓬莱の庭は周囲を回遊しながら眺めると、仙境に遊ぶ感がするというが、川石がアッチ向いてホイで中国にでも行った感じだ。

 磐座の庭は上古、神殿のない時代、山の大磐を神と崇めたのを再現したと言うが呆れ換えるばかり。山中に川の石がアッチ向いたりコッチ向いたり、これが神を崇める随神で上の大磐がご神体と言う。数億円の投資で造られたというが騙されたしか思えない。もっとも自分たちもそうやって儲けた金だからいいようなもんだが、こんな無様な庭が日本との古都京都に存在することは断じて許せない。せめて灘へでも越して欲しいもんだ。

        
                                仁和寺の仁王門

  仁和寺と言えば「兼好法師」の徒然草位しかしらなかったが、世界文化遺産に登録されていると聞いて驚いた。道理で「善光寺」も世界遺産に立候補する訳だなどと思っていたが、その規模、史跡・伽藍・書画なにをとっても格が違う。仁和寺のすばらしさにはド肝を抜かれた。参観したわれら一行余りの広さに歩き草臥れて不平たらたら。不平言うどころか、これこそ世界遺産、感激で胸いっぱいと言え、と諭したいところ・・・。

  昼食を嵐山のレストラン嵐山でとり、買い物。帰途に着く。帰宅7時。

 

 

 


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