百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

眼鏡を尻の下にして

2009-07-10 18:51:24 | Weblog

  7月10日  (金) 梅雨
               平成17年1月1日より 1,652日目
                   歩いた歩数      その距離
             本日       15,253歩      10,677m
               総計   23,288,437歩  16,301,906m
  パキスタンのイスラマバードを経てアフガニスタンのカンダハルに向かう。後 366,294m

  朝、靴下を履こうとしてベッドに腰を降ろすと異様な感触、慌てて立ちあがって見ると、眼鏡が無残にも潰れてレンズが飛び出している。あぁまたやった!これが2回目の失敗。私は近眼なので、パソコンをやったり、新聞を読むときは眼鏡を外す習慣になっている。朝刊を読んでいた時、ダイちゃんが小さな縫いぐるみのイルカを咥えて来てじゃれついたので、暫くお相手をしてやった。そのあとの出来事だった。

 眼鏡が無くては車の運転が出来ないので、妻に中野までの運転を頼んだ。妻には朝から来客があった。事情を話すと、来客も快く了解、一緒に行くという。それではということで、ダイちゃんも乗せて全員で中野へ。

 車中考えた。眼鏡のフレームだけ取り換えてもかなりの金額になるだろう、イッソ、この際、「遠近両用」の眼鏡に換えよう。そうすれば掛けたり外したりの煩わしい作業をしなくも済む、と。しかし、今日頼んでも直ぐ間に合うものじゃない。とすれば、新しい眼鏡を頼む間は遠近両用の眼鏡のフレームに今のレンズを嵌めてもっらって来るしかない、と。

 行きつけの二万円堂に行き、事情を説明すると、「しばらく時間を貰えますか?」という。「えぇ!いくらでも」と挨拶して、車で待機して居る二人に買い物にでも行って来て欲しいと頼んだ。

 店員さんは眼鏡を調べて居たが、「フレームを繋いでいる螺子が切れているし、前回も修理して居るので、完全に直るのは難しいとおもいますが・・・」という。「直らなくともイイ。遠近両用の眼鏡にしたいが、新しいレンズが出来て来るまで、新しいフレームにレンズを嵌めて欲しい。」と要望した。

 暫く、店内のレンズを物色して居ると、店員さんがやってきて、「これで、どうでしょうか?」と私の眼鏡を持って来た。新品同様になっている。掛けて見ると、レンズまで綺麗でハッキリ見える。直ったのだ!二万円の出費は覚悟して居たのに直った。買わずに済んだのだ。

 「有難うございました。で、修理代は?」と言うと、「螺子を替えただけですから、おカネは要りません。この次お買いになる時は遠近両用になさるとイイですネ」との返事。こんなバカな話があるもんか。これじゃ商売にならんじゃないか。お客が新しい眼鏡を買うというのに、壊れた眼鏡を直して修理代は要りません、では世間では通用しない。私の面子も無い。押し問答になったが、近いうちに遠近両用の眼鏡を買うことを宣言して店を後にした。

 妻はおカネを出さずに済んだ事を素直によろこんだ。来客もそんなお店がこんな世知辛い世の中にも未だあるんだネ。いっぱい宣伝してあげるワ!と感激して呉れた。こころ温まる一日となった。感謝!感謝!