百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

北京オリンピックに思う

2008-08-26 19:31:23 | Weblog

  8月26日  (火) 
                         平成17年1月1日より 1,334日目
                                       歩いた歩数       その距離 
                         本日           14,183歩          9,928m
                         総計   18,657,255歩  13,060,079m
          北京より西安・蘭州・西寧・酒泉・嘉峪関・敦煌・哈蜜・吐魯番を経てウルムチに向かう。後47,072m

  日中友好董存瑞育英基金の振込先が変わったという知らせは来たが、新しい口座の指定がないので、新しい振込先を至急報せて欲しいとFAXを送った。

 その中で、いささかお世辞になるが「北京オリンピック 大成功 おめでとうございます。世界各国のメディアの評価は「世界最大で最も高額のオリンピック」と最大級の賛辞を送っています。開会式も閉会式も絢爛豪華で、中国の国威を世界にアピール出来ました。金メタル獲得も第二位のアメリカを大きく引き離していますネ。素晴らしい!」と。

 30年前、訪中の折は省長以下全員が人民服であったし、香港から国境を越えた瞬間、自動車の列が消えて、踏み切りで天秤棒で肥桶を担ぐ少女の姿を見た。北京市内で自動車が夜になっても消灯したまま走っているので、「どうしてライトを点けないのか」と尋ねると、「点けてもイイです」と答えた。そこで「点けて走ったほうがいい』と言うと「点けなくてもイイです」と言う答え。車が少なかったんですね。

 通訳に「恋愛は・・・?」と尋ねると、「学生は許されません!」と。「人民服でなくてスカートはいたら・・・?」と言ったら、「批判されます!」と答えた。電気事情が悪くて、街頭の明かりで読書している学生の姿を随分見た。

 あれから30年、6車線の国道で車が溢れて渋滞し、奇数日には偶数ナンバーの車は通行禁止というまでになった。夏はすけすけの服装で臍まで出して歩いてる。ここまで発展するとは予想もしなかった。おめでとうと言いたいところだが、恐ろしいことだ。あの街頭の下で勉強していた学生たちが今の中国を引っ張っていることだろう。

 オリンピックにこれだけの金をかけられる国は他にあるだろうか?一党独裁の中国なればこそで、民主主義国家で出来る国はあるだろうか?比較されたらロンドンこそいい迷惑だ。オリンピックが国威発揚の場とだけになってしまってはならないと思う。