8月10日 (日)
平成17年1月1日より 1,318日目
歩いた歩数 その距離
本日 10,680歩 7,476m
総計 18,411,923歩 12,888,346m 北京より西安・蘭州・西寧・酒泉・嘉峪関・敦煌・哈蜜を経て吐魯番に向かう。後 38,804m
翔君が亡くなったのは高校3年の夏休みの2002年8月22日なのだがお盆を控え和尚さんの都合もあって、今日お仏壇のお魂入れに併せて七回忌の法要を極々内輪の肉親だけで行った。
お斉の挨拶で、翔君の生い立ちから、小学校の転校で校長先生自ら挨拶で全校生から別れを惜しまれたこと、宿題を渋って親を困らせたこと、気が小さくて梯子にはしがみついて動けなかったこと、自転車には乗れないこと、などで問題児として育ててきたが、亡くなった後、パソコンに残されたファイルからびっくりする程の資料を見て私は自分の見方・対応の間違いを知らせれたことを告白し、その証として一年生の時の作文[外因性分泌攪乱科学物質]を朗読した。
翔君は字を知らない、書けない知恵遅れの子と私は断定していたが、[字を書くことが出来ない」という資質はあったが、パソコンを使えば自由に自分の思考を表現する能力と、成人以上の知識と記憶力を持っていたことを知った。同時に自分の至らさを愧じ大いに反省した。
食事中、再び翔君の天才的才能の話の中で、[修学旅行に行って]を朗読した。至る所にユーモアを交えた表現・鋭い観察眼・細密な記述があって、改めて常人を越えた人材であったことを知ってもらった。その一端「平和記念資料館」の見学の文を転載する。
・・・一見すると平和に見える世界でも、いまだに戦争・紛争が続いている地域が数多くあります。また、二十世紀を振り返り歴史学者は、(戦争の世紀)だと言っている人もいる程です。
戦争の理由には、国家・民族の独立・領土の拡張・宗教問題等いろいろあって、理由の無い争いはあり得ません。
しかし、どんな大義を並べても、所詮は人殺しにしか過ぎないのです。それに、苦労してまで勝利したって、得をするのは、ほんの一部の人々だけの場合が殆どです。
なんで人々(特に大人)は、そこまでしてこんな意味の無い、無駄な戦争をするのでしょうか?特に、米国のアフガニスタン侵攻の場合、政府のお偉いさん方の話では、「テロの撲滅作戦」だとテレビで盛んに言い張っています。
しかし、真実は報復戦ーつまり仕返しーですから、これほど意味の無い争いはありえません。正直言って、情けないですっ!
そして、そんな事で罪の無い人々が、地雷や戦争に巻き込まれて、家族や体の一部を失った人も大勢います。多分、こんな事をしてたら[パレスチナ問題]のように、余計にテロが増えるんじゃないですか?そして、テロ→報復→テロという悪循環のような歴史が続くのではないでしょうか?
単なる高校生の僕がこんな事を書いていると、善人ぶってる思われがちです。しかし米国のとある(自称)預言者のオッサン(笑) は、「第三次世界大戦が勃発し、日本も巻き込まれる。また核兵器も使われる。」といってました。
・・・もう、そんな哀しい歴史は人類に必要ないです。そして未来(あした)の平和な世界と、明るく綺麗な水の惑星ー地球ーを残すため、人々が戦争を忘れて、平和な世界が来るために、皆さんも何か考えて見てください・・・・。そんな事を原爆ドームや、平和記念資料館の展示品は訴えていると、僕は思いました。・・・・