10月2日 (火) ①
平成17年1月1日より 1,005日目
歩いた歩数 その距離
本日 16,687歩 11,681m
総計 14,043,751歩 9,830,626 m
北京より保定・石家荘・刑台・邯鄲・洛陽を経て三門峡に向かう。後52,524m
県民文化会館で洋画展があるという案内を頂きながら、野暮用で日がとれずにいたが、今日が最終日。妻と二人ではもったいないと友人のHさんを誘って出かけた。
第8回の”遊”洋画展は7名の画家の日頃の精進された成果の発表展で100点余りの力作が飾られていた。
”遊”の皆さんは毎週火曜日に集まって信大の教授の指導を受けて研修しているということだが、教授は皆さんの自由な考え方で絵を描いているのを認めているが、体の動きに不自然な動きや不合理なところがあれば、それを指摘して指導していると言う。
「秋の山の景色は絵のように美しい!」などと表現するように、絵は美しいものとしか思わない程度の芸術眼しかない私たちには、この自由な思考の力作ぞろいには参った。
洋画展の案内状をくれたTさんが接待の合間を見ては説明に来てくれたので、少しは考え方を改めた。
「ガッシュ」の画法は岩上先生指導の透明水彩でなく、不透明水彩をつかった画法で画用紙にべた塗りや重ね塗りが出来るので重厚な絵に仕上がるという。
「クロッキー」という画法で描かれた絵が数十点飾られていたが、人体(今回は女性像)の動きのある姿をすばやくキャッチして描かれていたが、この絵は判り易い線でサッと描きながら、官能的な表現が見られ、さすがプロと感歎した。
私は、昨年賞を得られたTさんの「啓」と「蔵の街」に心引かれた。ガッシュ手法が生かされた傑作だ。鯨波の風景の中に米山さんをみて、柏崎を思い出した。
人間には美醜・善悪・正邪などプラス・マイナスの思考が混在していると思うが、Tさんからはマイナス面が全く感じない。そのTさんがこのような絵を描くとは不思議に思っていたが、このような絵にマイナス面を注ぎ込んで凝固させて消化してしまうので温かみのある人間像が浮かび上がっているのではないかと思いながら会場を後にした。
ご一家のみなさんの健康幸福・長寿を願う 2007年3月13日
帰途、SBC通りのタカハシで、予て土産に貰った中国雲南省麗江の「東巴の象形文字」の書を額に入れてもらった。