7日目、朱鷺のいる島・佐渡へ。
両津港へ9:00入港。通船にて上陸。(10分) オプショナルツアーに参加して「トキの森公園」を訪れる。特別天然記念物であり、国際保護鳥でもある。ここには、「トキ資料展示館」「トキふれあいプラザ」がある。トキの飛翔、巣づくり、採餌など、トキの生態を観察することができる。
根本寺(日蓮宗)。山号を塚原山と号す。
文5永8年(1271)、鎌倉竜の口の法難=日蓮大聖人が、鎌倉幕府の実力者・平左衛門尉(へいのさえもんのじょう)によって、刑場で斬首されようとした事件)=を免れた日蓮上人は、当時、死人の捨て場とされていた塚原の三味堂に入れられた。(50歳)このあばらやで他宗の僧と「塚原問答」をたたかわせ「開目抄」を著した。
佐渡歴史伝説館。佐渡ゆかりの事物に出会える面白ミュージアム。佐渡に配流された、順徳天皇、日蓮聖人、世阿弥などの動く人形、ジオラマなどは、一見に値する。
順徳天皇(鎌倉時代 1220年配流)。佐渡で生まれた順徳天皇第一皇女けい子女王。畑野に女王を祀る一宮神社がある。
日蓮聖人。一間四方の寒風吹きすさぶ塚原の草堂で寒さと飢えに耐えながら、つめかけた諸宗の僧たちと激しい法論を交わしたという。
世阿弥。室町時代(1434年配流) 世阿弥・雨乞いの舞。
将軍足利義教に疎まれ流罪となる。日照り続きのある夏、島民を救おうと雨乞いの舞を舞った。すると、大粒の雨が降り出したという。
佐渡の伝説を語る、「語り部のおじいちゃん、おばあちゃん」。うしろ向きの男の子も人形。実にリアルに出来ている。
安寿伝説。森鴎外の「山椒太夫」ー安寿・厨子王の母恋物語。
17:00 両津港を出港。雨交じりの寒い中、地元の若者たちが、舞を披露し見送ってくれた。感謝!