<作文>
うさぎとり
(S・K)
よその人が、うさぎをとっているのを聞きました。僕もとりたくなって、針金でワナを作りました。そして、山へでかけました。
しっかりと木にしばりつけました。その日は終って帰りました。次の朝、早く行って見ると、かかっていません。がっかりして帰って、又、次の朝行きました。
すると、白いものがいたので、僕は急いで行ってみると、うさぎがかっていた。そして、僕は小躍りして家へ、よろこびいさんで帰りました。まだ、みんな「グウグウ」と、いびきをかいて寝ていました。うさぎをカベにかけました。
☆ ☆
あの頃、山間の街だったから、30分も歩けば、畑があり、そこは冬になれば雪原となって広がっていた。
そこに、うさぎの足跡があるのを見つけることは簡単であった。私もアウトドア派であった兄にくっついて、1~2度、うさぎのワナをかけに行った記憶がある。私たちの子どもの頃は、こんなことも遊びの一つとしていたのだ。
まさに、♪うさぎ追いし 彼の山 こぶな釣りし彼の川 夢は今もめぐりて 忘れがたき ふるさと♪-の世界だった。