まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

あなたは僕を知らないけれど、僕はあなたを知っている

2021-08-25 13:58:58 | 日記
追悼 チャーリー・ワッツ

その他のことは何もわからないけれど、自分がどうしようもない「まぬけ」であることだけはわかっているつもりです。だから、自分の役割は何だろう、何か少しでも役に立つことはないだろうか、と、そんなことを考えてみたりもするわけです。実際問題としては、自分の役目なんぞ、母より少しでも永らえることだけにあるのかもしれませんが、その想いだけで生活を続けられるわけではないから、何らかの糧を得るべく、働いているわけです。そうして、いかなる職場においても、僕なんぞの存在は不要で、むしろ、悪影響でしかないのではないかと、心を痛めてしまうようなことばかり。同僚たちや、お客さまたちが、叱咤激励してくれたりもするもんで、どうにかこうにか続けているに過ぎません。

<私は、8ビートで一般にソロと呼ばれるものさえ叩けないのに、なぜか生計を立てていられる世界でも数少ないドラマーのうちのひとりだろう。・・・私は最初から力不足で、32年経ってもまだこれだ。・・・たまにどうしたらいいのかわからなくて、途方に暮れることがあるよ。>by チャーリー・ワッツ

彼、チャーリーが、彼なりの方法で、そのタイトなリズムをキープし続けて下さったことで、僕らはどれほど救われたことでしょう。自らと向き合うことで、辛いことも多々あっただろうと想像する(インタビューでも述べている通り)けれど、そんな彼は仲間たちに必要とされ続けていたし、そうして、彼が彼なりに、その自覚した役割に徹していたことが、どれだけ世界に喜びをもたらし続けていたことか。何よりも、そう、何よりも、あのチームのために、チャーリーのようなドラムを叩く人なんぞ、誰ひとりとしていなかったんだ!

チャーリー、ありがとう。感謝無限大。安らかに。


「You Can't Always Get What You Want」The Rolling Stones

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